主人が軒を見上げてお帰りなさいと言っていた。巣立ちした兄弟が飛行練習を終えて夕方には全員が巣に帰ってきます。狭い巣のなかで五匹がひしめきあっていました。何十年も巣立ちは見てきましたが、また帰ってくるとは、知りませんでした。そういえば夕方やけに低空飛行で近くの電線にたくさん止まっていました。素晴らしい飛行です。まるで私たちに見せているように感じました。人間も霊界に行ったら、あんなふうに飛べるのかしら？とふと思いました。秋には南の国に帰るので、しっかり食べて飛ぶ力をつけてね。田植えも無事に終わってしばしのほっとする時間です。
そういえば最近どこの家も年寄りが一人で田植えをしています。その姿を見れば哀愁がただよいますが、若い人や子供達が田植えを手伝っている姿を見れば活気があります。
燕の子育てもそれはそれは大変そうでしたが、みんなで飛ぶ練習や、餌をとっているすがたは、にぎやかて幸せそうです。やはり未来にバトルがわたせる子供達は何よりの宝物ですね。