外国人通訳と話すとわかる「説明の上手い人・下手な人」 | 「難しい」を「易しい」に変える伝え方・考え方

「難しい」を「易しい」に変える伝え方・考え方

可能性に満ちた扉を開き、どんどん行動できる自分になるには? それは自分の頭の中にあるものを「書き出す」こと。あなた自身が既に持っている知識や経験を言葉にし、自分の価値を文章で発信することで選ばれる専門家になる方法をお伝えしています。

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説明が上手い人かそうでないか、

はっきりとわかるのが

「外国人と一緒に仕事をするとき」です。


多くの場合は、

通訳さんを介して

コミュニケーションをとるわけですが、

 

 

説明が上手い人は

「通訳しやすい日本語」で話します。


逆に下手な人は、

「いつも通りの日本語」で話します。


通訳さんが日本人なら、

こちらの意図をくみ取って

相手に伝えてくれることもあるでしょう。


でも通訳さんが

日本語のわかる外国人だったら……。


どこまで伝わるかは

わかりませんよね。


私が中国人と一緒に

仕事をするようになったときのことです。


ダラダラと

どこで切れるのかわからない

長い話をする上司を見て、

 

 

私はひそかに上司を心の中でディスり、

「私は通訳しやすいように話すぞ」

と心に決めていました。


で、何をしたかというと……


「これは○○です」
「私は○○と考えます」
のように、

 

 

主語と述語を明確にすることと、

1つの文を短めにすることでした。


傍から見たら

「カタコト日本語」です。


でもそれは

「訳しやすい」話だったかもしれませんが、

「伝わる」話じゃなかったんです。


当時私は、

自分の話す日本語を

そのまま中国語に訳してもらおうと

考えていたのです。


でも、それって結局

「ダラダラ話す」のと

同じだったのですよね。


ひとしきり訳したあとに

中国人通訳から
「で、深谷さんの言いたいことは?」
と聞かれて、膝が折れました……。


あかんやん!


ただでさえ長い会議なのに、

通訳が入ると、

訳す時間が加わるから

更に長ーい会議になります。


だから大事なのは
「一番言いたいこと」を伝えること。


「要は何?」を考えながら

自分の考えをまとめ、

それをスッキリ、シンプルに伝える。

 

実はこれ、

別に相手が外国人だろうと日本人だろうと、

通訳を介す、介さないにかかわらず、

「説明」においては大事な共通点ですよね。


その共通点をふまえたうえで、

外国人通訳と話をする中で気づいた

「より伝わりやすくなる伝え方3つのコツ」を

お伝えします。



1つめは話す順序です。

 

中国では会議や朝礼等で報告するとき、

皆、結論から述べて

次に理由を1、2、3のように並べ、

最後にまとめるといった順序で

話していました。


日本語を話すときも、

その流れで話してあげると、

通訳さんも受け取りやすいのです。


2つめは「指示の出し方」です。


指示する内容は、

相手とイメージが共有できる位に

具体的に伝えることが大事。


以前中国へ赴任された方の

語学学習サポートをしていたとき、

受講生さんから

こんな体験を聞いたことがあります。


その受講生さんが、中国人との会議で
「取引先から今月中に納品するように

言われているので……」
と発言した時のことだそうです。


日本だったら、
「そう言われているなら、

やるしかありませんね」
という感じで伝わるのですが、

 

 

通訳さんから
「それで、どうしますか?」
と質問されたそうです。

 

「取引先から

今月中に納品するように言われているので、

生産計画を変更してください」

のように言わないといけなかったのです。


この話、相手が外国人じゃなくても、

今なにかと話題のZ世代など

世代や価値観の違う人に対して

指示を出すときも同じですよね。


そして3つめのコツは
「1文を短く」

 

日本語の話し言葉だと

ダラダラと続けて話しがち。


でも通訳する立場になると、

一体その話はどこまで続くのか

不安になります。


これは日本語でも同様で、

1文は短い方が伝わりやすいのです。


そんなわけで、

「自分の話す日本語は

通訳さんが通訳しやすいだろうか?」

を考えて話すと、

 

 

使う言葉が外国語であっても

日本語であっても、

伝わる説明ができるようになっていきます。

 

ついでにおまけの話をすると、

この癖がついてから

私は中国語のスピーキング力が

伸びました。


通訳しやすいように話す。


目の前に通訳がいなくても
「もし私の言葉を

外国語に変換してもらうとしたら?」
と意識すると、

わかりやすい説明ができるようになりますよ。


それでは、また。

 

 

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