今日は、スペイン国内におけるU21-U23年代における永遠のテーマ、について少しお話しさせて頂きたいと思います。
育成に特化した弊クラブでは、ユースからトップまでの間、U21とU23の「継続的な育成」に一層力を入れています。
ビッグクラブに所属する19~23歳のエリート選手たちが、トップレベルに到達するまで成長過程で、ハイレベルそしてクオリティーの高いフットボールが続けられる舞台が、残念ながらスペイン国内では少なく、なかなか課題が解消されぬままであるのが現状です。
例えば、久保建英選手のレアルマドリードBや、安部裕葵選手のバルサBといった、プロクラブのサテライトにあたる実質U23チームの多くは、2部Bと呼ばれるリーグに所属しています。
ビジャレアルにおいては、U21が3部リーグで、U23は久保建英選手のレアルマドリードBや安部裕葵選手のバルサBと同じ2部Bで戦っています。
※以前アップしたブログも併せてご覧頂ければ幸いです。≪久保建英選手が移籍する「カスティージャ(レアル・マドリード B)」って、どんなチーム?≫ https://ameblo.jp/yuriko-saeki/entry-12484284868.html
しかし、U23年代の精鋭たちの成長を考えると、同リーグだけでは、何か物足りない。
U23年代の育成は、どの国でも課題のようで、プレミアリーグでは5年前から独自のU23の大会を開催しています。この大会はプレミアリーグ所属のU23チームと、欧州各国のビッグクラブU23、計24チームが参戦。年間を通じてグループリーグを戦い抜きます。
そして先ほど、同大会の今季2019/2020概要が発表になりました。ビジャレアルU23は、アーセナル、レスター、ディナモ・ザグレブと同組のグループA。
自国リーグと合わせて、イングランドへの遠征が加わり、スケジュール的にはかなり厳しいのですが、それでも参加する価値ありとのクラブの判断です。
こういう点で、ヨーロッパは各国の距離がそこそこ近いのが幸いしますね。
ご参考まで、全グループ構成は下記の通りです。
- Grupo A: Villarreal CF, Arsenal, Leicester City y Dinamo Zagreb.
- Grupo B: Brighton & Hove Albion, West Ham United, Valencia CF y Wolfsburg.
- Grupo C: Blackburn Rovers, Newcastle United, Hertha de Berlín y SL Benfica.
- Grupo D: Everton, Swansea City, FC Porto y PSV Eindhoven.
- Grupo E: Liverpool, Wolverhampton Wanderers, Athletic Club y Paris Saint-Germain.
- Grupo F: Derby County, Southampton, AS Monaco y Feyenoord.
皆さま、今季もビジャレアルCFの応援をよろしくお願い致します。