10/26秋の箱根アート遠足~自由の象徴を描き続けた100歳の画家と美の象徴としてのガラス工芸家 | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

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10月という季節は
既に葉の赤や黄色への色の変化も深くなり
陽ざしの暖かさと夜の気配で忍び寄るほんの少しの寒さが
来るべき冬の予感を否が応にも心に呼び覚まします。


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秋の日の
ヰ゛オロンの ためいきの
身にしみて
ひたぶるに うら悲し。

鐘のおとに 胸ふたぎ
色かへて 涙ぐむ
過ぎし日の おもひでや。

げにわれは うらぶれて
ここかしこ さだめなく
とび散らふ 落葉かな。

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秋の詩と云えば思い出すのは、上に書いた”ヴェルレーヌ”の詩

訳が幾つかある中で
最初に上田敏が「落葉」として紹介した
この訳が、私は好きです。


そんな季節の頃、今年も『秋の箱根アート遠足』
10月26日(土)開催します。

今年は昨年に引き続き、私が個人的に大好きな「箱根ラリック美術館」
このアート遠足としては初めて訪れる
元箱根港にある「成川美術館」を訪ねます。


「箱根ラリック美術館」では
アール・ヌーヴォーとアール・デコの両時代にまたがって活躍した
ジュエリー作家にしてガラス工芸家の「ルネ・ラリック」

彼の9約1,500点の作品を収蔵しており、その内の約230点を常設展示しています。


初期にはジュエリー作家として成功を収めていたにも関わらず
香水瓶の制作を機に
ガラス工芸家への道を歩み始めた彼の創作意欲は
小さなジュエリーで満足することなく
より大きな空間の室内装飾へと、その才能を如何なく発揮していきます。



初期のジュエリーや装飾品
中期のガラス作品
後期の建築装飾と、ルネ・ラリックの創作活動を余すところなく観てみましょう!


「ラリック美術館」は、建物自体も作品も美しく素晴らしいのですが
ラリックが室内装飾を手がけたという
”オリエント急行”を実際に最近まで走行していた
”ル・トラン”の車両も展示されているのですよ。

 

仙石原の景色が一望できるカフェ・レストラン「LYS」にて
大きなガラス窓の向こうに見える色づいた木々を眺めながら
美味しいランチを頂くのも楽しみです。


 

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午後からは、元箱根港にある「成川美術館」を訪ねます。

※画像はHPよりお借りしております。

 

ここは現代日本画に焦点を絞って収蔵している珍しい美術館。

芦ノ湖の大パノラマを望める展望ラウンジのあるこの美術館は
現代日本画を中心にして4000点にも及ぶコレクションを持ち
その数は今も増え続けているのだそうです。


そんな美術館で今、展示中なのが
【特別追悼展~堀 文子展】です。

 

2019年2月に100歳で亡くなられた戦後を代表する女流画家の「堀文子さん」

 

大正生まれの彼女は
画家を志して女性だけの美術専門学校に学び、画家としての活動を始めます。

結婚したご主人は外交官でしたが身体が弱く
彼女が絵を描いて家計も支えながら、看護生活を14年間続けますが
彼女が42歳の時に、ご主人が逝去。

虚無感に苛まれたまま、精神的に追い詰められ3年間ほどエジプトやヨーロッパ
アメリカ、メキシコなどを放浪したのが彼女の人生の転機となるのです。


旅から帰国した彼女は、都会を離れて自然の中で暮らすことを選び
野山で人知れず生き続ける草木や
自邸に咲く四季折々の花々の姿を描き出します。


1965年に日本橋高島屋で開催した初の個展で
「この個展によってわたくしの中身から鬱積していたものが流れ出したよう」と彼女は語り、
画家としての新たな出発点ともなったそうです。


一つの場所に長く住むと感性が鈍るから、と
大磯、軽井沢、そしてイタリアのアレッツォにも移住しながら「花の画家」をして
知られるようになっていましたが、81歳の時に
今度は”青い芥子=ブルーポピー”を求めてヒマラヤまで出向くのです!


今回の【特別追悼展~堀 文子展】では
成川美術館が収蔵する100点を超える堀文子コレクションの中から


■黄金の光に包まれた「ブルーポピー」と、
闇に包まれた「孤絶の花 ブルーポピー」の対照的な2つのブルーポピーが展示されるほか
初期の作品や、彼女が”自由の象徴”として描き続けた小鳥の作品

■NHKの「きょうの料理」の表紙画シリーズ

■イタリア・トスカーナ、中南米、ヒマラヤなど、移住や旅で過ごした場所で描いたシリーズ

■100歳でこの世を去るまでの晩年の秀作シリーズなどが
4つの部屋に分かれて展示されています。

 

「群れない」「慣れない」「頼らない」を信条に、100年の人生を歩んだ画家・堀文子さん


「人の一生は毎日が初体験」
「安全な道には驚きはない」
「安住は堕落」
「息の絶えるまで感動していたい」

《この世の不思議を知りたいということが、私に絵を描かせている》
《どこまで行きつくのか。自身の終りの風景に興味しんしんである》
《人の一生は毎日が初体験で、喜びも嘆きも時の流れに消え、同じ日は戻らず、同じ自分も居ない》


このように生前語っていた堀文子さんの作品の数々を
是非一緒に間近で観てみませんか?

 

■秋の箱根アート遠足~箱根ラリック美術館と成川美術館■

■開催日時:10月26日(土)

■集合場所:箱根湯本駅 9:30頃
■行  程:『箱根ラリック美術館』『成川美術館』

■募集人数:5名 ⇒残3名

■参加費:¥10,000 (各施設入館料及びガイド料含む)
※交通費・ランチ等のご飲食代は、別途各自にてご精算となります。
■お申込みはこちらまでお願いします 下矢印 
秋の箱根アート遠足~箱根ラリック美術館と成川美術館の参加申し込みはこちら
 

【キャンセルポリシー】 

開催日7日前から2日迄までのキャンセルに関しましては
参加費の50%をキャンセル料として頂戴いたします。
前日と当日のキャンセルに関しましてはご返金致しかねますので、
何卒ご理解の程お願い申し上げます。

 

 

 

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