第2回となった
【ファム・ファタルの官能に酔う~クリムト展ナイトアートギャザリング】は
その名の通り”夜開催”でした。
それらの作品を鑑賞するのには”夜”という時刻はピッタリかもしれません。
今回の皆さまの内の何人かが”気になった”という作品は
『哲学』
『医学』
『法学』
これは
クリムトが32歳の頃に国の機関から
ウィーン大学講堂の天井画の依頼を受けて描いた作品
当時大批判を浴びて、嫌気のさしたクリムトが
前払金を返還して引き上げたことで
”幻の絵画”となった3点
しかも
後にナチス軍によって焼き払われ
もう下絵などの写真が個人収蔵で残っているのみとなったという
曰く付きのものです。
いずれの作品にも
主題の鍵として女性が描かれ
『哲学』では、女性が知性をもつものであり
世界は女性の”知”によって救済されること
『医学』では”生”をつかさどる女性が力を持つものであること
それらが、当時の男性中心の哲学者や医者
法律家たちを怒らせ
保守的なウィーン社会からの批判を浴びた絵なのだそうです。
クリムト自身は
女性というものが
決して理解しきれない違う”性”を持つものであり
男の自分では成しえないことを成す力があることを本能で知っていて
だからこそ
憧れと欲望と畏敬の念を持ちながら、女性たちを描いていたのではないでしょうか?
この一件以降
クリムトは国からの仕事を引き受けることはなく
『ウィーン分離派』を立ち上げて
商業主義に走らない、純粋な芸術の追求へと
舵をきりなおしていくのでした。
いつの時代にも
どの世界でも
女性の大いなる受容性を怖れる男性によって
偏見と嫉妬による迫害のようなものは
あったのでしょうね。
今回は1名増席して6名での開催だったのですが
4名が初参加の方でした。
その中でも、お2人の方から嬉しいご感想も頂戴しました。
アートギャザリングで目指すのは
一人でも絵を観ることはできるけれど
幾人かで同じ絵を観た時にそれぞれの感じ方の違いや
それを表現し合うことの面白さがあると気づいてもらうこと
芸術を通して知らぬ者同士が知り合い
ということです。
いらっしゃるのは私を知っている人ばかりではなく
見ず知らずの方も勇気をもって?
参加してくださいます。
まさに【大人のギャザリング】を愉しんで下さる大人の方々が
いらしてくださるんですよね。
ありがたく、そして幸せなことです。
この【ファム・ファタルの官能に酔う~クリムト展★アートギャザリング】は
第3回を6月16日に予定しております。
![ベル](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/182.gif)
Facebookの方で本日「満員御礼」となりましたが
平日の方が都合が良いという方は
こちらの"アート伝道師・ヴィオ”さんが
が6月24日に同行ツアーを企画してますよ!
![ベル](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/182.gif)
![メモ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/131.gif)
![メモ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/131.gif)
8月5日まで六本木の新国立美術館にて開催中です。
どちらも素晴らしい美術展!是非、足を運んでみてください。
人生には甘さだけでなくピリっと辛い”スパイスをひと振り”振りかければたちまち彩りも味も良くなるもの
そんなことをお伝えするメルマガ
大人のギャザリング~人生にひと振りのスパイスを
自分の魂からの歓びの種を見つけ「自分の人生をクリエイト」していきたい方向けのセッション
タロ-・デ・パリで知るソウルシードナビゲーション等 個人セッションメニュー一覧
美術館をガイドしならが巡るアートギャザリングや関東近郊の美術館へのアート遠足
魔女のキャンドルナイトや文壇&スピリチュアルBARなど
人生に豊かな感性と楽しみを増やして生きたい方向けの企画
![紫](https://emoji.ameba.jp/img/user/bl/blue-pearl66/12492.gif)