素直な「わたし」に鍵をかけないで~祖母からの言葉のお守り | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

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田村由香理です。

あなたは、人生の中で
忘れられない言葉
忘れられない出会い

 

というのがありますか?

このブログを読んで下さってるみなさまは
ご自身のおじいちゃん・おばあちゃんと一緒に過ごした記憶
あるでしょうか。

 

私の生まれ故郷は、宮城県石巻市なんですが
両親が教師と会社員という共働き家庭だったので

小さい頃は夏休みや冬休みといった長いお休みの時には
3つ年下の弟と共に
母方の祖父母のところに預けられてました。

母方の祖母は気が強い人で
嫁(母にとっての兄嫁さん)とは反りが合わなかったみたいですが
外孫である私と3歳下の弟には
しつけは厳しくても”いいおばあちゃん”でしたね。


昔は着物姿で、煙管(きせる)で煙草吸ってましたね~♪
冬には火鉢の熾火から煙管を吸い付ける姿が
子供心にもカッコいいなあ、と思ってました。
(悪さをすると、それでパシ!っとやられる訳ですが・・・笑)

祖父が、大変な働き者の人で
人を使うくらい、田んぼも多く持ち
畑もあり
牛鶏も豚も飼い
おまけに、林野庁の仕事もしていて
母の小さかった頃は
働き手の人が始終家には出入りしていたそうなので
その食事や諸々の差配などもやってたのでしょう。

相等忙しかったと思います。

気が強くないと出来ないかも・・・笑
(という訳で、母方の女性たちはみ~んな、女性は気が強いのです、我が母も含めて!笑)

私と弟、そして母の兄であるところの子供たち4人
内孫も外孫も、みんな一緒に分け隔てなく
家も畑も手伝いはよ~くさせられました。

お茶碗はガチャガチャ音をさせて洗わない
とか
ご飯の前にはきちんと台布巾でテーブルを拭いておく
とか
祖父がまずは最初にご飯のお膳につくまで
他の家族は座ってちゃいけない(つまり何かしら手伝う)

とか
何十畳もある座敷の雨戸を夕方日が沈む前に閉めておく
(忘れてると、”女は気が利かないとダメだ”と叱られる・・・苦笑)
とか色々。

躾は親よりもおばあちゃんやおじいちゃんの方が厳しかった
という方も、世代によっては多いのでは無いでしょうか?
※今は、孫の数も少ないので、むしろ”大甘”になってしまう傾向かな?”

夏休みの時には
地元のラジオ体操が始まる前に、畑まで行って
朝イチの野菜の収穫を手伝うのです。


採れたてのトマトやキュウリは
そのまま朝食のテーブルに並び
トウモロコシは、外に作られている竃のあるもう一つ台所の方で
薪をくべてグラグラ煮えたつ湯の中に放り込み
茹でて、午後の孫たち全員のおやつになる。

広い納屋には、農機具の他にトラクターなども格納され
階段であがる2階には籾や野菜などがむしろを引いた上に広げられていて
そこは孫たちにとっては格好の隠れ場所

味噌蔵には祖母手作りの味噌が仕込まれしまわれており
その鍵のかかる蔵は
云うことをきかなかった孫のお仕置きで放り込まれる、怖~い部屋でもありました(笑)


いつも祖父と共に早くから起き出し
夜は祖父が寝てからもしばし起きて繕いものをしたり
何かしらしていましたね。

いつ寝ていたんだろう・・・?

夏休みは、8月のお盆の時期になると
祖父が盆棚(精霊棚)を拵えて
結界用の笹を取ってきて四方に張り巡らせ
キュウリで馬を
茄子で牛を作り

麻幹(おがら)を焚いて迎え火をする。
その光景がとても好きでした。


※迎え団子という、何の変哲もない味の無いお団子を作って備えるのですが
何故か幼い頃の私はそれが好きで
こっそり食べてはすぐに見つかり、祖母に叱られてました(笑)

もう半世紀くらい昔のことなのに
今でも懐かしく思い出すことがあるほど
楽しい思い出です。

そんな祖母が
私が32歳で結婚する時にこう云ったのです。

「ゆかちゃんは素直なんだから、あっちの家でもお姑さんに可愛がられるようにするんだよ」
と・・・

その頃の祖母は80代半ばで、少し老人性の痴呆の症状が出ていましたが
でも、まだまだしっかりしていたと思います。


これが私にとっては
”一生忘れられない大事な言葉”
になっています。


私はどちらかというと小さい頃から母に
「あんたは強情だから可愛げがない」と云われることが多かったんです(苦笑)

気の強い母にしてみれば
自分の意見を曲げない娘は、幼くてもさぞ可愛げなく映ったのでしょう。

今でも母とは、帰省した折に必ずといっていいほど
1度や2度ぶつかります。

(50代後半の娘と80代前半の母親が未だに口喧嘩!ってどうなんだろ?汗)

ですが
あの時の祖母の言葉は、私の中にいる
”素直な子供の頃のようなわたし”
を一瞬にして思い出させてくれて
今でも安心するのです。

見守られているような気がするの。
「言葉のお守り」ですね。


私たちは大人になるにつれて
常識とか世間体とか
そういうものが自分の生き方の尺度になり
ついつい
自分の本音を押さえ込み
純真無垢だった頃の自分にフタをして
仮面をつけたよそゆきの自分
を演じようとします。

それ、苦しくなること、ありませんか?

そんな時、思い出してみてください。
小さかった頃の自分を・・・


◎何に喜び
◎どんなことが楽しかったのか
◎誰と居るときが安心だったのか
◎どこに行くとワクワクしたのか



「もうひとりのわたし」を
鍵をかけてた心の宝箱から
そっと解放してあげてください。



自分の魂が喜ぶ生き方を一緒に取り戻していきせんか?

 

 

 

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