去年の夏・・・もう1年も前のことですが、
こんなところに足を運んでいました。
東京藝大大学美術館にて開催中(2015年です)の
『うらめしや~冥土のみやげ展』
21日だけのナイトミュージアム
私の個人的な【大人のギャザリング】企画の声がけに集ってくれたのは
ステンドグラス作家の 佐々木茉璃さん
身体と心の両方をほぐす整体師で
面白い企画もされている 大沼幸子さん
私のアート企画やその他のイベントなどに良く参加して下さる
教育関係の仕事をされてる Yumiko Hashimotoさん
の3人。
近づく台風の影響か、じっとりと蒸し暑い、
薄暗い上野の森に建つ藝大の美術館
幽霊の絵を観るにはあまりにも出来すぎた?シチュエーションである。
江戸時代から大正、明治、昭和の初期にかけて、描かれてきた
「怨みの歴史」
人間の業や執着
嫉妬や欲が念として残り
この世から離れられない
哀しく憐れな者達の
眼差しや仕草が
そこはかとない恐怖感と共に
時に美しささえ感じる…
妖気とはそのようなものかもしれない
そして能面の「生成(なまなり)」と「般若」
鬼になってしまった者よりも
人間が鬼になりかけている者の方が
壮絶なまでの怖さを感じるという
背筋がゾクリとするような事実を
そこに見たような気がした。
展示の部屋には大ぶりの蚊帳が吊られ
部屋の端々には行灯
そしてロープの代わりに張り巡らされたしめ縄が
まるで結界のようで凄い(笑)
その後は、上野の個室の居酒屋で飲み。
仕事帰りの 赤堀 直子さんも加わり
介護の話や親子関係の話
アートの話からスピリチュアルの話まで
それはそれは多岐にわたって興味深い会話が続いた。
熱い火のようなエネルギーの会場から
ひんやりじっとりとした水のような幽霊展まで
濃く深い一日でした。
大人のギャザリング~人生にひと振りのスパイスを
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