文字の海に身を委ね溺れるように本を読む | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

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【文字の海に身を委ね溺れるように本を読む】


ある休日のこと。
久しぶりにゆっくりと書店に入り浸った。
 

出かけたのは、代官山の蔦屋書店
 

あそこは、書店としては特殊なコーナー創りをしていて
なかなか良い。
 

でも、個人的には
以前、丸の内の丸善に2009年~2012年まであった
松岡正剛氏プロデュースの『松丸本舗』
あれが最高!だったのだが・・・
 

この『松丸本舗』の特徴のひとつに 

>本好きが徹底的に引っかかるような仕掛けが満載
 
と書いてあったが
まさにそんな感じだったかな。
 

何がどう、というのは
行った人にしか解らないだろうし
どこで仕掛けに引っかかるのかは
その人その人で違う。
 

とにかく
足を踏み入れたら最後、ずっと出られない
いや、出たくない!
という、いわば『知識のラビリンス』
とでもいうようなスペースだったのだ。
 

代官山の蔦屋書店も
販売員の工夫がきっと
あちらこちらになされているのかもしれない。
 

そんな中で購入した本たち 

近頃、時間が無いを言い訳に
ミステリーや江戸の時代モノしか読まずにいたが
久々にじっくりと本を選んだ。 

特に、塩野七生氏の本は
今後生きて行く時間の中で
少しずつ、そしてじっくりと読んでいきたい作品が多い。 

こうしてみると
なぜかは知らず”イタリア”に関するものが多いのだが・・・

はて
ナゼだろう?(笑)
 

そんな中でポツリと混じる
杉浦日向子の江戸モノ漫画 

こちらは、粋な風情があって、とても好きだ。
まだ持っていない作品だったので
思わず手にとった。
 

そして、森鴎外の長男であった
森 於菟(おと)氏のエッセイ「耄碌寸前」
これは、昔
「父親としての森鴎外」という著作を読んで以来の2冊目
 

フランス文学者である辻邦生氏の旅のエッセイは
なぜかイタリア!

まだ彼の長編「背教者ユリアヌス」に
手をつけられない私にとっては
軽めで読みやすい、いわば取っ掛かりのようなもの・・・か(笑) 

それから、私の大好きな
幻想文学の旗手?渋澤龍彦氏による旅のエッセイ
そういえば彼もフランス文学者であるはずだが・・・
(でも、幻想文学という括りでいえば、中井英夫の方がもっと好き♪) 
 

彼の著作はそれこそ
古本屋も廻ったりしながら
10代後半から読んでいて
生きているうちにお目にかかってみたかった人の
筆頭に挙げられる。
 

松岡正剛氏は、くだんの「松丸本舗」を作るにあたり
ある出版社の編集者と以下のような話で一致したそうである。
 

『その人の思想を形づくるもの、それが書棚である。
逆に言えば、書棚を公開するということは、
自分の手の内を全てさらけだす行為であり
自分自身を真っ裸にしてしまうということだ。』

 

さて
あなたの”書棚”には
どんな本が並んでいますか?