開催レポ&ナイトミュージアムツアーのお知らせ! | 本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

本音で生きる人生の愉しみ方~ライフナビゲーション

【大人のギャザリング】美術館でのガイド付きの観賞ツアーやアートトリップ・起業を目指す人のお金の知識講座・アラフィフ向けの起業スタートアップ講座・枠を外して本音で生きる為の個人セッションをしてます。『明日で命が終わるとしても後悔しない人生を!』

日本人は若冲がお好き?

大人のギャザリング主宰の田村由香理です。

3月の終わりの日曜日の朝、

桜にはまだ早いかと思っていたら、六本木は満開!

お花見に出かける人を見ながら美術館に向かったら、
開館前から並ぶ、人の多さにまずびっくりでした。


春のアートナビゲートツアーとして実施した
【若冲と蕪村展】を観る

開催レポートを
ナビゲーターの土岐綾子さんが書いてくださいました。


■若冲と蕪村展~ナビゲートツアー開催レポ■
伊藤若冲と与謝蕪村、共に300年前に生まれ、
京都で活躍した二人の絵師は、
歩いて10分もかからない距離に住んでいたそうです。
二人の交流の記録はありませんが、
共通の友人は何人も分かっていますし、
知らないということはなかったはず。

ほぼ時系列に並ぶ、二人の作品を見ながら、
様々な想像が生まれました。

若冲は、色とりどりの鶏をはじめとする花鳥画が有名ですが、
墨一色のスカッと余白を使う水墨画も素晴らしく、
魅力を再発見。

宣伝にも使われていた「象と鯨図屏風」は、
80歳を越した晩年の作品とは思えないパワフルさです。

ご参加くださった方の、
「彼はインスピレーションに導かれてこれを描いたような気がする」
というご感想のおかげで、新たな見方を与えていただき、
一人で見るときとは違う、複眼の視点を持つ楽しさを味わえたのも、
ツアーならではの醍醐味でした。

蕪村は一見地味ですが、
俳句の巨人でもある彼の絵が枯れているだけのはずもなく、
さらりと描いた後ろ姿に漂う、
何ともいえない余韻、中国風の絵の見事さには、
日本人は昔も今も舶来好きだなあと思わずにはいられません。

東京初お目見えの「山水図屏風」は、
全面銀地の上に描かれた理想郷に自分が分け入り、
心遊ばせてひととき現世を忘れるという、
山水画の楽しさを堪能できる傑作でした。

また、今回の白眉(のひとつ)「鳶・鴉図」は、
緻密に描かれた部分と、驚くほど大胆な筆遣いの両方が見られ、
嵐に雄々しく立ち向かう鳶、
深々とふる雪を静かに耐える鴉の対照が
心にしみわたる傑作でした。

屏風は折り曲げて見る時と、
写真などで平らに見る印象はずいぶん違うもの。
掛軸や絵巻も、絵そのものだけでなく、
周りの装丁も含めてみるのでは、味わいが変わるものです。

実物から直接伝わる画家の息遣いを、
これほど沢山、そして素晴らしい作品ばかりを一度に見られる幸運を
かみしめる展覧会でした。


今回の展覧会は、3年越しの気合いの入った企画だそうで、
作品数も200点あまりとかなり多く、展示替えがあります。
すべての作品を見るには3度足を運ぶ必要があるほどの充実ぶり。

いつ行っても素晴らしい作品に出会えますが、
お目当ての絵がある場合はご注意を!

「象と鯨図屏風」は会期中いつでも見られます)

図録もたいへんな充実度です。
また、ショップで販売している、
京都の六角のおかき処の
蕪村せんべいが中々美味です


行ってみたかった!
或いは、これから行きたい!
と思っている方に
朗報です

4月25日、【六本木アートナイト】にあわせて

再び
【ナイトミュージアムツアー若冲と蕪村展】を開催します。
※前回の開催時とは展示替えの作品がかなりあるので楽しみ!

せっかくなので、この美術展の他にも、
国立新美術館のパブリックスペースでやる
一夜限りのライブパフォーマンス『ある夜の出来事』
9月開催の『ニキ・ド・サンファル』展に先駆けてやる
作品映像の特別上映
六本木ミッドタウンのアトリウムでの『フラワーアワード2015』など
様々なインスタレーションも一緒に観て行く予定です

  
    
  お申し込み・お問い合わせは クリックこちらから

4月25日、土曜日の六本木でアート三昧な夜に浸りませんか?

詳細はこちら

■ナイトミュージアムツアー『若冲と六本木アートナイト』
開催日時4月25日(土)18:30~(大体2時間半程度)
開催場所六本木
       (サントリー美術館・国立新美術館・ミッドタウン)
開催概要①『若冲と蕪村展』(ナビゲーターによるガイド付き)
       ※@サントリー美術館
      ②『ある夜の出来事』ライブパフォーマンス
       ※20:00~20:30@国立新美術館パブリックスペース
      ③『ニキ・ド・サンファル』作品映像特別上映
       (ナビゲーターによるガイド付き)
       ※@国立新美術館1Fロビー

      希望者の方とミッドタウンで
       『フラワーアワード2015など眺めつつ食事
参加費
¥4,500(サントリー美術館の入館料込み)
       ※②~④は無料のインスタレーションです。

    
 お申し込み・お問い合わせは クリックこちらから