3月29日(土)10:00~のアートナビゲートツアー
【奇想の画家・若冲と天才絵師・蕪村展を観る】
あと2名様ご参加可能です
伊藤若冲のライフワークともいうべき題材は【鶏】
青物問屋の長男に生まれた彼は
幼少の頃から恵まれた生活を送り
稼業を継いで商売に励む傍らも
絵を描き続け、40歳で隠居してからは
本格的に絵を描くことに専念します。
特に、自宅の庭に放し飼いにした鶏を写生し、
鮮やかな色彩と精緻な筆づかいで
たくさんの作品を描きあげているのです。
彼が10年もの歳月をかけて描いたのは、
様々な生き物が時に幻想的に
時に写実的に全部で30幅もの大傑作となった
【動植綵絵(さいえ)】
写真はそのうちの 『郡鶏(ぐんけい)図』
どうですか?
この緻密さ!!
よく観ると、鶏同士の身体が溶け合って
個体の区別がつかないような”だまし絵”的な要素もありますね?(笑)
もうひとつ
若冲の手法で独特なのは『升目描き』と云われる手法
この手法でいくつもの大作を制作していますがその内のひとつ
『樹花鳥獣図屏風』
薄墨できっちりと1センチ間隔の方眼を作り
全体に薄く胡粉を塗り、
その後いくつかの工程を経て下地を作る
そしてその方眼を濃淡で彩色することで、
さまざまな鳥や動物、草花などを描いていますが、
そこには白象や麒麟、鳳凰などといった霊獣的な動物もいます。
鳥づくし、獣づくし、草花づくし
幻想的で壮観です!!
募集中のアートナビゲートツアーはこちら
当日は終了後希望者の皆様でシェアのランチ会
を
実施したいと思いますので、こちらもお楽しみに