出たのは去年の9月でしたけど、今更書きますね。

「もう一度読んでから」と思ったんですけど、まあ、今まで再読しなかったから、

そのまま記憶に頼って書きます。

なので、少々間違ったところがあるかもしれません。

 

1巻のネタバレはこちら

https://ameblo.jp/yuri-frain/entry-12421085752.html?frm=theme

 

 

まずはあそこで書かなかった1巻の内容をもう少し。

 

ーイスピン(シャルロット)は、エトワールというオルランヌの精鋭部隊に訓練兵として所属しています。

側にいる部下たち(軍隊では上司)は、姫様が軍にいることにとても負担を感じますが、

シャルロットから「仲間である私の能力を信じるなら心配はいらないはずです」と言い切られ、考えを直します。

実際シャルロットの腕はかなりのこと。

 

ーだとしても、最強であったりするわけではなく、エトワールの中でも例の、近くの部下たちの方が強いらしい。

その一人であるロランの剣術を目の前にして、シャルロットは「エトワール・ブリランテ」と呟きます。

これはどうやらエトワールの中でも飛びぬけた戦士に与えられる称号らしいです。

同じく結構強かったけど、師匠とか、さらに上の強者がいたwintererのボリスと同じようなケースに見られますけど、

シャルロットにはもっと他の能力もありますね。

 

ー1巻の始まりがシャルロットの訓練兵としての最後の任務から始まったため、

そのあと姫様の身分に戻ります。

身分が曖昧だった、亡くなった母のことを「邪魔者」と判断するなど、ゲームに比べてずっと姫様らしい考え方を見せていますね。

ただそれはあくまで現実的な判断であり、夢の中でお母さんが出たりすることを見ると、完全に冷静になるわけにはいかないらしい。

 

ー彼女が剣術を鍛え、軍に入った理由は、「お兄様を守るため」です。

さすがルーン子、シスコンやブラコン多いですものね。

 

ーシャルロットは失踪された兄の行方を捜して、

プシキが散らばって入ったと言われた物たちを追いかけます。

その中の一つである拳銃は偶然、マキシミンがある事件の依頼を受けてその手に入ることになりましたが、

何物分からなくて教授に見せた途端に危険物として押収されました。

その教授の助手がルームメートであるランジエであったので、

シャルロットから依頼を受けたマキシミンは彼に「まだ返せねえのか?」と聞きますが、

「死ぬかも知れないから」と答えられて諦めます。

シャルロット(いスピンと名乗ってる)にはそれをちゃんと説明するつもりだったけど、

リンクに書いたことと同じ、ジュスピアンや教授たちに引きずり回されるところにうやむや。

 

 

思ってたより長くなりましたね。

これから本当に2巻のネタバレ行きます。

 

 

ーマキシミンが何も知らないまま行ったところには、教授たちが集めていて、

彼に「お前、嵌められたようだ。逃亡に必要なことを準備してやるから逃げろ」と言われます。

それでマキシミンは、冷酷その上ないことで名高いネニャプルの教授たちが、

なぜ自分見たいな劣等生のためそんなことしてくれるのか聞きます。

それに教授たちは「学生を生かすも殺すも私たち教授に権限あるもの、外部人の干渉など許さん」と答えますww

逃亡の準備をするマキシミン。

 

ー一方、マキシミンが自分の依頼金(前金)だけ持って逃げたと思って、

「戻ったら殺すと伝えてください」と、ネニャプルの学生たちの前で宣言してしまったイスピンですが。

そこから離れて状況を考え直してみると、どうもあいつは逃げて利得ある状態ではなかった。

それに生徒たちの前でそんなことを言ったのは愚行だった、誰かが(二人)彼女を追いかけてきます。

でも、無事に逃げ切れました。

 

ーイスピンはそこの近くで、自分をオルランヌのただの貴族の娘と知っている貴婦人と会って、

マキシミンのことを聞きます。

それで、「大魔導士ジュスピアン様の目に入って弟子になった超天才、彼を嫉妬した輩から暗殺者まで」という、

完全に間違った情報を手に入れますwwww

それで、イスピンはやはり彼を追いかけることにしました。

 

ーマキシミンは、公物を運ぶ船に乗って首都に行きます。

教授たちが彼に「25歳の中級貴族」という偽物の身分を用意してくれたので、公物船に乗ることが出来ました。

そしてこの時点で実年齢19歳のマキシミン、船の中で出会ったモブ貴族が

「25歳」を全く疑わないことにそのモブが嫌いになりましたと。。。マキシミン。。。T_T

 

ーところで、船に乗っているマキシミンに、誰かから毎日贈り物が送られます。

周りのモブたちからは、「卿を熱く思慕する貴婦人がいらっしゃるようだ!」と言われますが、

当然、本当の貴族ではないマキシミンはおかしいと思います。

でもその中でも送られてきたイスだけはとても気に入ったのでwww

「わけわからないけど、このイスは居心地いいから構わないや」と思ってしまいますwww

 

ーもちろんそんなことたちを送ったのはイスピンです。

恩を着せてやるつもりでしょうか?

 

ー港に下り、他の貴族たちと別れ、無駄に寂しさを感じるマキシミン。

でも昔にも命危ない旅行はしたけど、その時には一人ではなかったのに。

そんなマキシミンの前に、今度は男装してない、少女の姿のイスピンが現れる。

一度しか見たことない間であるはずなのに、妙な懐かしさを感じるマキシミン。おっと?

 

ーマキシミンはプレゼントを送ってきたのがイスピンであること、彼女が自分を追いかけてきたことを分かり、

二人は近くの食堂で話をすることになります。

マキシミンは素直に事情を語りますが、(詳しくは俺も分からない。あの拳銃は危険物だからって返してもらえなかったなどなど)

イスピンは自分の事情を下手くそな嘘で言うから、

マキシミンは「そんなこと信じるものか、力を貸してほしいなら本気を見せろ」と言います。

それにイスピンは「私の周りには信じられる人などいなかったから」と答える。

部下たちは本気で自分に忠誠していても、状況は変わる、だから心を信じるのは意味ないと、彼女は考えているようです。

でもそれを言ったのは、マキシミンにだけは本音を言ったことになりますね。

 

ーやはりイスピンとの会話途中に機嫌が損なわれたマキシミンはイスピンに

「人を金で買おうとするんじゃない」(!!!)と、彼の人生に二度はない言葉を吐いてしまいます。

それにイスピンは謝って、「雇うといったのは取り消すから。お願いするわ。詳しい事情は明かせないけど、私の仲間になって」

と言い直します。

そして、シャルロットというファースト・ネームだけを教えてあげます。

まあ、それ以上言ったらマキシミンの命ももっと危なくなりますから。

 

ー二人はネニャプルの教授たちが行けと言った、貴族の屋敷(今は空き家)に行きますが、

そこにたどり着くなり新たなる危険と会いました。

突然現れた女の姿に、マキシミンは「何があってもこいつ(イスピン)が強いから問題ないだろう」と思いますが、

イスピンは脅威を感じ、剣術ではなく、プシキの力を発動させます。

それで、殺傷魔法を使った女を倒します。

 

ーイスピンとマキシミンは彼女を捉え、なぜこんな事をしたのかと問い詰めます。

そこでイスピンは「私の命を狙うだなんて死に当たる」と怒りましたが、

マキシミンは隣でそれを聞いてからも、まさか姫様とまでは考えず、「推理してたよりもずっと偉い貴族さんだな」とだけ思います。

 

ーデボラと名乗ったその女の魔法使いは、

「あなたがたがあの方から生き残れる人たちなのか分かりたかった。

もしその力がないなら私が殺してあげようとした。なぜなら、その方が優しいから」と言いました。

あの方って誰だ?とイスピンが聞くと、デボラは「アイアンフェース」と呼ばれる人物」だと答えます。

イスピンの反応からすると、その人が何者か知っているようです。別に驚く様子はありませんが、追及が鋭くなったと。

 

ー場所変わって、ナイトウォーカーの一人がジスカルのところに来ます。

リザーという彼女は個人的な用事でジスカルを尋ねて来たと明して、

「心配で申し上げます。昔、あなたの息女がベルナル大孔子からもらってたプレゼントがありますね?

それ、何も問わなくて処分してください」と言います。

でもジスカルの人格ではそこまで危険な物を赤の他人に投げるのは出来なかったので、

リザーに事情を聞き出します。

リザーは仕方なく、それは「アイアンフェース」という恐ろしい存在と関わっているのだと答えます。

ジスカルの反問。

「もしかして彼がベルナル大孔子を殺したのですか?」

 

なるほど、イスピンはこのことを少なくとも噂として知っているのですね。

 

ーもう一度場所代わって、ネニャプル。

生徒たちは休みで家に帰り、教授たちは会議に向かいました。

ランジエの担当教授であるオストリーは、ランジエがどこにも帰らなくて研究室に閉じこもっている理由を、

ただ人嫌いのせいだと思うのようですが、まあ、外に出たら捕まるだろうし。。。。

でもオストリー教授は皮肉を言いながらもランジエのこと世話してくれるいい人です。

 

ランジエとオストリー教授が置いて行った犬しか残らなくなった研究室の中、侵入者が入ります。

もちろん教授がマキシミンから(「一時的に」)奪ったその拳銃が狙いです。

ランジエ本人には侵入者に立ち向かう力はありませんが、

彼は研究室の保安魔法が破壊されようとしている間に状況を判断、

侵入者の狙いが何か推理してそれを投げて注意を惹き、

研究室の中にあったテレポート装置で侵入者を学校の中に転送します。

後はネニャプルの教授たちを信じるのみ。

先に危険を感じ、吠えてくれた犬さんも助けになりました。

 

 

ーゾシュアは外地で次の公演を準備していました。

Demonicに出たアマリリーとか出ていますが、彼女も今はゾシュアのちゃんとした身分を分かっていますね。

そんなゾシュアにティチエルの手紙が届きました。

手紙に書かれているのは、「マキシミンが危ないかも知らない」という内容。

それにゾシュアは早速、公演日を一年ごに演技すると皆に通報し、(入金は切ったりしないのでご心配なく)

ティチエルたちと合流することにします。

 

1巻ではシリーズが始まる前に、ゾシュアとマキシミンが喧嘩したようなところあったけど、

それ、マキシミンが一方的に拗ねたことだったかな。。。

 

 

これで2巻のネタバレも終わりにします。

思ったよりかなり長くなりました。書くのに3時間、思いのほか、ハードワークだな。

 

ボリス、ルシアンは言及も出来なかったんですね。

相変わらずティチエルと組んでマキシミンを追いかけているだけ、2巻でもそんなに比重はありません。

 

2巻では、アイアンフェースというラスボスらしい存在が言及されるし、

色んな所で事件が起きていて面白かったです。

でももう3部なのに、ベンヤとかアナイスとかは一体いつになったら小説で見られるのかな?