敏感肌におすすめの化粧水成分=セラミド。 | 敏感肌を改善するためのスキンケア ・美容ブログ

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敏感肌・乾燥肌の方の施術をしてきたエステティシャンが、敏感肌改善のためのスキンケア や、基礎化粧品の成分について書いています。敏感肌で悩む方の相談にも乗っています。

こんばんは!敏感肌専門エステティシャン Minatoです。

 

セラミドって聞いたことありますか?

割と有名な成分なので、よく聞くけど、実際どんな働きをして、どんな肌質に合うのか分からないって人

多いんじゃありませんか?

 

実は、セラミドって、敏感肌は特に積極的に取り入れたい成分なんです!

 

そもそもセラミドって何?

そもそもセラミドって何なんでしょう?

セラミドとは、肌の角質層に存在する、細胞間脂質の一つです。

 

ここで、肌の作りをおさらいしましょう。

肌は、大きく表皮、真皮、皮下の3つの層に分かれていて

表皮の中で、さらに

角質層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれます。

 

セラミドは、この角質層に、細胞の間を埋めるように存在していて

(赤丸で囲んでいるところです。)

肌の水分を蓄えて保持したり、外部の刺激から肌を守る役割をしています。

 

セラミドが不足してしまうと、肌が乾燥しやすくなったり、刺激を受けてシミやシワができやすくなったりします。

 

 

セラミドのピークは赤ちゃん!

セラミドも、他の美容成分と同様に、年齢を重ねるごとに減っていきます。

なんと、そのピークは赤ちゃんのとき!

30代に入ると肌のセラミド量がガクッと減り

50代になると、20代のなんと半分にまで減ってしまうという研究もあります。

 

セラミドは、シワを軽減させる効果もあるので、

年齢を重ねるごとに乾燥肌になる、シワが増える、敏感肌になる、という症状は

セラミド不足が原因かもしれません。

 

 

セラミドは、外から補える数少ない成分

化粧品は、角質層より下に浸透してはいけないっていうルールがあるのをご存知ですか?

 

「美白成分がぐんぐんしみこむ!」

「有効成分が肌の奥まで届く!」

というような広告を目にしますが、必ずどこかに「角質層までです。」

って注意書きがあるはずです。

 

これは、法令で決められていることで、化粧品が作用していいのは角質層までになります。

 

 

肌に浸透するためには

肌の細胞の間を通り抜けないといけないので、

分子の粒が大きいと浸透できず、肌の表面でとどまることになります。

 

 

「コラーゲン 大きさ」の画像検索結果

 

例えば、コラーゲンなんかは

分子の大きさがとても大きいです。

 

これを角質層に浸透させようと思うと

分子を小さく砕いて、ナノコラーゲンにして浸透させるか

界面活性剤なんかを使って肌のバリア機能を一時的に弱めて無理やり浸透させるしかありません。

(浸透剤と言われています。)

 

私は、本当にコラーゲンを増やしたいなら

化粧品からではなく、食べ物やサプリから補うほうがいいと思っています。

 

それに比べてセラミドは

  • もともと角質層に存在している成分なので、無理やり浸透させる必要がない
  • セラミドの種類によっては、肌に存在しているものとよく似た大きさなので、角質層に入りやすい

なので、化粧品として補いやすい成分なのです。

 

敏感肌がセラミドを取り入れるならおすすめは?

セラミドには種類があります。

天然セラミド、植物性セラミド、合成セラミドなど、たくさんありますが

敏感肌の方がまず取り入れるなら

断然、ヒト型セラミド!!

 

天然セラミドは、肌に浸透しやすく、刺激も少ないですが、高価です。

ヒト型セラミドは、私たちの肌にもともと存在するセラミドに似せて作られたものですが

天然セラミドと同じくらい保湿力が高く低刺激、ナノ化技術が進むことで浸透性も上がっており

今大注目のセラミドです。

 

 

敏感肌だと、合わない成分も多く、思い切ってスキンケアを買ってみても、刺激が強すぎたりすることもありますよね。

特に美白成分などは刺激が強いものも多く、あまり敏感肌の方にはおすすめできません。

 

でも、セラミドは、肌への刺激が少なく、敏感肌の方でも挑戦しやすい成分です。

また、肌の水分の蒸発を防いだり、化粧水の水分を肌の表面で保持したりする働きがあるので

肌の乾燥の改善も期待できます。

 

化粧水やその他スキンケアを購入するとき、何を買うか迷ったときは

セラミド入りかどうかに注目してみるのもおすすめですよ!