敏感肌がひどいときは
一度スキンケアを見直してみましょう。
実は、化粧水や美容液、乳液やクリームの塗りすぎで肌が弱くなったり
肌のバリア機能がうまく働かなくなって
ますます敏感肌を進ませてしまう人が案外多いんです
スキンケアとは本来
肌自身がもつバリア機能を補助すること
敏感肌で、何をしてもヒリヒリしてしまう、というのは肌のバリア機能が壊れてしまっている証拠です
盛り盛りのスキンケアを見直すいい機会と前向きに捉えて
肌の本来の機能を取り戻しましょう
敏感肌レベルに合わせた
おすすめのスキンケア方法を紹介します。
①ぬるま湯で洗っても顔がつっぱってヒリヒリする
敏感肌レベル：★★★★★
肌のバリア機能が全く機能していない状態です。
バリア機能が壊されることで
肌の水分が蒸発することが防げなくなっています。
また、刺激に対して完全に無防備です。
ぬるま湯がしみるなんて、お肌の異常事態！
今すぐ洗顔も諦めましょう！
どうしても顔が汚れたときは
顔は冷水で洗うだけにして
洗顔後はティッシュで抑えるように顔をふきます。
ぬるま湯でも顔が洗えないほどの敏感肌だと
タオルの毛羽立ちさえ刺激になってしまう可能性大！
少しの刺激も避けるために、スキンケアは全部お休みです。
まずは、失われすぎた皮脂や角質を取り戻しましょう
②石けんで顔を洗うとヒリヒリする
敏感肌レベル：★★★★☆
この石けんは
弱アルカリの石けん（純固形石けん）に限ります。
自分が敏感肌か分からない人は、一度石けんで顔を洗ってみてください。
石けんは弱アルカリ性で
天然の界面活性剤を持っています。
この界面活性剤が肌表面の汚れや垢とくっついて
汚れを取り除きます。
さらに、弱酸性の肌に触れると
弱アルカリ性の石けんは中和反応を起こして洗浄力を失います。
石けんは、余分な汚れや皮脂を落としすぎない、敏感肌におすすめの洗顔料なのです
石けんで洗顔するのがしみるのは、
肌のバリア機能が弱まっている
または
角質層が薄くなっている可能性があります。
石けんも含め、洗顔料で洗顔するのを一度控えます。
ぬるま湯がしみなければ、40度くらいのぬるま湯で顔を洗いタオルで優しくふきます。
メイクは控えるのがいいですが、どうしてもメイクをする必要があるときは
薄めのメイクをして、ワセリンや乳液をくるくる塗って落としましょう！
（薄づきのメイクなら、乳液やワセリンで十分に落とせます）
）ワセリンや乳液はしめらせたコットンやガーゼで綺麗に拭き取り、ぬるま湯で洗顔します。
化粧水などのスキンケアはしばらくやめておきましょう
肌の突っ張りが気になるときは薄くワセリンを塗りましょう。
③化粧水、乳液のスキンケアがしみる
敏感肌レベル：★★☆☆☆
某CMでもよく放送されているように
お肌は弱酸性です。
使用している化粧水は弱酸性ですか？
拭き取り用化粧水や、肌を柔らかくする作用のある化粧水は
配合されている成分上、弱アルカリ性のことが多いです。
洗顔すると、皮脂や汚れが取れた肌は、一度アルカリ性に傾きます。
健康な肌は、洗顔後３時間くらいかけて自分で弱酸性に戻る力を持っているのですが
敏感肌はこの力が弱まっています。
弱酸性の化粧水を使い、肌が元の状態に戻るのを手助けしてあげましょう
もし弱酸性の化粧水を使っても、お顔がヒリヒリするなら
ぬるま湯洗顔とワセリンのスキンケアに戻し、しばらく様子をみてください
以上、敏感肌の段階ごとにスキンケアを分けてみました！
引っかかったステップがあれば、そのステップに応じた対策を4〜5日くらい実践してみてください
そして、肌が落ち着いてきたら次のステップに進んでいってくださいね！
敏感肌がひどく進んでいるときは
あれこれスキンケアに手を出すのは逆効果。
落ち着いて、肌本来の力を信じましょう