最近、とてつもない大きな不安や焦りを感じていました。思えば去年の今頃もこんな感じだったような気がします。
この感じをどう表現したらいいのか分からないけど、なんというか、自分があと数年の命みたいな、そんな感覚?なのです。
常に自分の奥底に感じるその感覚が何なのか、ずっと考え巡らせていたのですが、やっと何となく分かった気がします。
わたしは子供の頃から、生きることに対してあまり執着がなかったように思います。多分それは宗教的教育の下育った事が大きいです。人は何のために生まれて何をして生きるのか、エホバの証人の教えはわたしにとって、生きるという意欲を失うものだったと思います。
実際エホバの証人を辞めてからも、どんなに長く生きたとしても60歳くらいまででいいかななんて思っていました。
初めて子供(長男)を産んだ時、わたしは子供時代に経験した事を自分の子供には決して経験させたくない、守らなければと強く思いました。
それから数年で離婚することになり、地元には戻らず一人で子供を育てるんだと決めた時『わたしは子供が成人するまで決して死ぬ事はできない、どんな事をしてもそれまでは生きなければ』と思いました。
多分、生きるという事を強く意識したのはこの時なんです。
その思いは強すぎて
子供が成人になるまで生きる
というのがわたしの人生最大の目標になってしまったのではないかと思っています。
去年は末っ子が高校に入り、今年は次男が大学に行く事になりました。去年は、子供がもうすぐ親の手を離れるんだなと思い、なにか自分に趣味などを見つけなきゃいけないなと思いました。色んな事を試しました。弓道や陶芸など、気になるものはやってみました。でも、やり続けたいと思うものはなく・・・。そして今年は・・・次男の卒業式前後から明らかに一年前よりも不安に襲われ、気分も鬱々としてきました。
わたし、きっと子供が成人になるまでの命だと無意識に思っていたんじゃないかと思います。だからカウントダウンが始まった気がして、この先何を目標に生きればいいのか不安で焦って、なにかを見つけたかったんだと思います。
それが分かったからと言って現状なにか変わるという事はありませんが、ただ腑に落ちた感じで少し楽にはなったような気はします。
これからは自分自身とちゃんと向き合わなければいけないと思った次第です。