ペットを飼うこと | 奮闘日記

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元JW2世の人生



朝晩が寒くなりました。
空も[秋の空]って感じがします。

わたしは北海道生まれなので、よく寒さに強いように思われるのですが、全然そんな事はありません。冬はやっぱり北海道の家が恋しくなります。家の造りが違うからか、とっても寒く感じます。


数日前から我が家に仲間入りした仔猫ちゃんです。まだ3ヶ月にもなっていなくて、お世話に大忙しです。




わたしは元々、犬派?でしたが、今や猫ちゃんのいない生活なんて考えられません。わたしにとっての癒やしになっています。辛く悲しい時なんかは、察するのか横にそっと来て寄り添ってくれたりします。


子供時代、エホバの証人はペットを飼うことはあまり良くないと言われていました。わたしが幼少期にいた会衆では、ペットに時間を取られる暇があるなら、霊的なことに時間を当てるべきだとか、霊的なことが疎かになるとか、そんなのは楽園で・・・とか言われていました。だから、ペットを手放す人さえいました。

隣の会衆に移った時、ペットを飼っている人がとても多くてびっくりしました。ペットを飼う事は個人的な事だと考えている人が多くて、全く問題にすらなっていませんでした。

会衆によって本当に違いが出ますよね。

前の会衆にいた頃はペットを飼うということに超否定的だった両親でしたが、会衆を移ってからは、なんと父が知り合いからハスキー犬の仔犬を譲り受け、家で飼うことになったのです。

あの頃言っていた事は何だった?

結局、エホバの証人の「相応しい」「相応しくない」なんて、何にも根拠もないんですよね。相応しくない事を、母は『聖書を学んでいるから』って口癖のように言っていましたが、今考えるとバカバカしいです。ただ周りが言っていたからだろうがッ!って感じです。

本当に何から何まで生活に口出ししてくる宗教でした。吐き気がします。

幸福な民とか自称しているけど、わたしはちっとも幸せなんて感じたことはありませんでした。

家族で笑い合ったり、ペットに癒やされたり、空を見たりするだけでも幸せは転がっていて、今はそれに気付く事ができるようになった事が、わたしは嬉しいです。あの閉鎖的で、これは相応しいかとかいちいち悩む宗教にいたら、きっとこんなに穏やかにはなれなかっただろうなと思います。

わたし、去年と今年に北海道に行きましたが、両親も弟もイトコも、そして祖母までが、わたしが別人のようだと驚いていました。話し方、話すスピード、性格も何もかも物凄く丸くなって『本当にTHYRRなの?』と言われました。

わたしは変わったのでしょうか。
それとも、今が本来のわたしなのでしょうか。

ただ言えることは、エホバの証人の頃はとても性格が激しかったということです。本当に思い返しても恥ずかしい。

きっとわたしにはエホバの証人という宗教は全く不要だったと思います。