十分に滑って滑ってしたはずだけど
ただ・・
フィニッシュがフィニッシュなだけに
どこか残念な思いも。
最後に本来のそりコースを
自力でまた登って最終滑走して〆ました。
普段しないことをすると
身体の新たな領域を試されるものですね(笑)
犬ぞりで下半身を酷使し
大人そりで上半身の筋力を
思いのほか酷使していた模様です
アドレナリンが出ているうちは
すこぶる快調 で・し・た・が・・・・
この日この後
まだ深夜帯で
ロシア国境まで遠征する
オーロラハンティングツアーがあったので
その間に
お土産をゲットしたり、夕食をとらなくてはなりません。
サーリセルカは
メインの通りをまっすぐ歩くと
１５分か２０分ほどで端から端まで
移動できてしまうくらいの小さな町です。
そりで下ってきた
カウニスパーの丘のふもと
そのすぐ近くに
私たちのホテルギエラス棟があって
最終目的地のスーパーまでは
それこそ端と端。
その間に立ち並ぶ
数としては決して多くは無い
この町のショップを見て回って
最終的にこの町のスーパー
クーッケリまで行こうと思っていましたが
時間やら面倒やらを気にして
ホテルにいったん戻ることを断念
ころんころんに厚着していた服そのまま
街を横断することにしました。
しかしそれが
甘かったぁ。
程なくして
急激にしんどくなってきました
やり付けない運動を朝から重ねてあげく
着ぶくれした衣類がじわじわ暑くなってきて
どんどん体力を気力を奪っていきまして。
街の半分ほどに来るまでに
すでに虚ろに
お土産をゲットしなくてはならないという
使命感を重く背負いながら
タクシーすらほとんど見かけないこの町で
この時出来る移動手段が
歩きだけ・・・
行くも半分 戻るも 道のり半分
そう思うと
その重い足取りを
進めないわけにもいかず
さまざまな後悔を抱えながら
ひたすら歩きました。
(ホントはひたすらなんて言葉は
ちっとも当てはまらない距離なんですよ)
そうして
やっとやっと
クーッケリ到着！
以前テレビで
このクーッケリに日本人の従業員さんがいる事を
聞いてはいたのですが
その方の筆跡なのか
↑まいにちオープン って 可愛い文字
日本語にたくさん出逢える
サーリセルカは
外国なんだけれど
なんだかそうばかりでもない親近感が
そこかしこにあふれていて
ときおり
ホッとします。
このクーッケリは
他の方の旅ブログでもたくさん紹介されていましたが
お買いものとして
楽しい商品がかなり得られそうで
楽しみにしていたのですが
この日は１月２日
そして土曜日
伺った時間もあまり早い時間ではなかったからか
あっちの棚も
こっちの棚も
からーーーーん という音が聞こえそうなくらい
商品が無くなっていました
絶対買うと決めていた
ムーミンの歯磨き粉も
欲しかったキノコのスープも
コーヒー消費大国フィンランドの
垂涎のコーヒーラインナップも。
あれもこれも
からーーーん。
並んでいるのは空箱ばかり。
がっかり。
パンパンにするつもりで借りたかごも
いつまでたっても
カラカラと音を立てていました。
そんなガッカリが重なって
いよいよ足取りが怪しくなってきた私。
すぐにでも横になりたい・・・と願いながら
きた道をとぼとぼと戻り
やっとホテルについたのでした
厚着過ぎる防寒具を
一枚
また一枚と
はぎ取りながら
突然
あ！ご飯買い忘れた！！！という
恐ろしい事実を思い出したのでした。
もう
クーッケリまでの道のりを
戻る気力はもちろんありません(笑)
近くのレストランに出向くのもおっくうなほどの倦怠感と
意識の小～さな隙間から
ぐい～～っと引きずり込まれるような
時差ボケからなる睡眠欲の衝動は
自分の身体が欲する食欲さえも
まるで遠くの誰かの囁きのように
蓋をしてしまったようで
ベットに倒れ込んだ途端
貴重なオーロラハンティングまでの小一時間を
泥のように眠りこける事に
費やしたのでした。
この時すでに
時間の感覚ばかりか
空腹という
人としてのシグナルも
怪しげになっている私たち
楽しいはずの旅行
・・・確かに楽しいけれど
これでほんとに
この先大丈夫か？？
と不安に駆られるのでした。。。
あぁ・・・ぁぁ
日頃の体力のなさを
恨みます(笑)
眠りから覚めると
いよいよ
オーロラハンティングです。
