フィンランド旅⑪ オーロラハンティング | からふるテュール

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北欧神話の神様“テュール”は英語の火曜日tuesdayの語源
そんな火曜を中心に活動する
ゆららのパステル作品と
パステルで彩った“からふる”な日常です。
好きをいっぱい詰め込んで♡

フィンランド気軽にオーロラ5日間

というのが私たちの参加したツアーのタイトル





そのメインともいえるのが
オーロラハンティングと呼ばれる企画で


ツアー参加者全員でバスに乗り
光の少ない郊外へ出かけるというのが目玉企画です。


イナリ湖と呼ばれる
ロシア国境の大きな大きな凍結湖を
最北くらいとして

その道すがら
ドライバーさんの経験をたよりに
オーロラの出そうな所へと
どんどん移動しながらオーロラを探し求めるのですが


そもそも一日目からずっと
空が覗く事のないこのフィンランドでしたので


みなさん、多分
諦め半分で乗ってらっしゃた方ばかりだと思います。



結果を言えば
この日の遠征では
オーロラは見る事が出来ませんでした。


オーロラは肉眼で見ると
白い雲に似た状態の事も多いらしく

肉眼で見て雲のようにしか見えなくても

写真を数十秒の露出で撮ってみたら
オーロラが映っていたということがままあるらしいのです。


ということで
ドライバーさんの経験値をもとに
もしかして??

という場合は
その都度バスを止めて

ドライバーさんが
カメラでちょっとだけ撮影して

それがオーロラかどうかを確かめてみる。


という事が繰り返されます。





もしかして・・・・の空その1↓

薄ぼんやりとしているのは
たぶんあれは・・・とドライバーさんが言っていた通り
街の灯でした。



もしかして その2↓(笑)

郊外で真っ暗な中
雲に反射しているのは
撮っても撮っても町の灯ばかり。

ちっとも
もしか・・・しないままです。



オーロラは
太陽風により飛来する
プラズマ粒子(電気を帯びた大量の粒)が
地球という大きな磁石に吸い寄せられて
大気圏に突入する時に
空気中の物質(窒素や酸素)と反応して
発光する光のショーで
これを見るには磁場の強い所に
出かける必要があるらしいです。

その場所はここ↑
「オーロラベルト帯」と呼ばれる帯状の磁場
北半球の北欧では
北緯60度付近から北となるらしいです。


太陽風が発生した
タイミング、強さ、そして地球側の地磁気、当日の天気
などなどを照らし合わせて
オーロラ予報なるものが
現地では発表されていてですね


ここ数日の
太陽風やら なんやらの
宇宙の状態は
かなりいいコンディションだったらしいのですが

いかんせん

地上はというと
ずっと曇りばかり。
遮るベールが眼前にあっては
見るものも見えないといった状況でした。


より北に行けばいくほど
その発光現象も見事・・ということですが


このツアー最大の北上イベントは
雲の晴れ間さえあれば・・・という
参加者の淡い期待を
みごと
かき消す結果となってしまったのでした。


この日は結局

バスに揺られて
お昼寝ならぬ 
お夜寝ツアーをしただけになってしまいました。


最大のチャンスに
オーロラを見る事が出来なくって
とっても残念で
すっかり私はあきらめモード。

これで見れないなら
もう見れないかも。



オーロラはもはや
風前のともしびにて
観光日程も残すは
翌日一日のみです。


さてさて。

オーロラの行方はいかに・・・・