こんにちは。離婚カウンセラーのゆらこです。
離婚を考えて別居を始める人は多いと思います。
けれど、別居を離婚の入口と考えると、ハードルは高くなってしまいます。
まずは短期間一人で生活してみる、趣味や仕事のための自分部屋を借りるといった「カジュアル別居」から始めてみるのがおすすめです。
家族と言っても、ずっと一緒にいるのが苦痛になることはあります。
夫婦の場合、元はと言えば他人なのに、特別な事情がない限り同居していなければならないという拘束もあります。
自分も相手も結婚してからずっと同じ状態なわけがなく、一緒にいると辛くなる時期があっても不思議ではありません。
離れてみると、自分が随分無理していたことに気付くこともあります。
また、離れることで相手のありがたみがわかることもありますから、必ずしも離婚の方向に行くとも限りません。
夫婦はずっと一緒にいると冷静に考えられなくなってしまうので、離れる効果は大きいのです。
別居というと相手が抵抗しそうなら、結婚生活の長期休暇ということにしてもいいかもしれません。
大がかりな引っ越しはせず、期間を決めてウィークリーマンションで暮らしてみるなどの方法がいいと思います。
たとえば、毎年1週間だけお互いが一人になれる期間を作るなどすると、リフレッシュにもなります。
相手に内緒でこっそり自分の部屋を借りて、時々そこで過ごしていると言う人もいます。
何かあったときに逃げ込める自分だけの空間ができただけでも、心の平安が得られることがあるようです。
頭で考えているだけでは気持ちの整理は難しいですが、何か行動してみるといろいろ見えてくるものです。
離婚したいからと一方的に家を出ると、もめてしまうことも多くなります。
カジュアル別居から始めてみると、離婚になるにしても円満に決着しやすいと思います。
自分の意図しないタイミングで離婚になったりしないよう、夫婦できちんとルールを決めて、カジュアル別居にチャレンジしてみてください。
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