こんにちは。離婚カウンセラーのゆらこです。
夫婦の問題を解決するためには、相手の気持ちを理解することが大事。
特に、女性は自分の気持ちをわかってくれない相手には心を閉ざしますから、妻の気持ちを理解しようという気持ちがない限り、修復は困難です。
男性の方が、妻宛に書いたメール(LINE)を見せてもらうと、
「自分はこういうところが悪かったから、これからはこういうようにしたいと思う」
という内容になっていることが多いです。
これでは、女性側は「結局自分のことだけじゃないの」と思います。
女性は、あなたの決意表明が聞きたいのではないのです。
決意表明は後にして、まずは
「傷つけてしまって悪かった」
「気持ちをわかってあげられなくてごめんね」
というところから始めなければなりません。
1990年代のヒット曲で、今もなお聴き継がれ、歌い継がれている槇原敬之の「もう恋なんてしない」。
この曲は、一般的な男性心理を如実に表した名曲だと思います。
(※以下、<< >>は歌詞から引用)
シチュエーションとしては、同棲していた彼女が出て行ってしまった後の、男の気持ちを表現したものでしょう。
このような場合、女性としては、どんなに言っても、どんなに態度を示しても、自分の気持ちをわかってもらえなかったというやりきれない思いがあります。
もしかしたら、「この人は自分が出て行かないとわからない」と思って出て行ったのかもしれません。
しかし、男の方は
<<さよならと言った君の気持ちはわからない>>
とはっきり言ってます。
彼女が出て行っても、その気持ちは男にはやっぱりわからないんです。
言いかえると、女が出て行ってもその気持ちがわからないような男だから、彼女は出て行ったのでしょう。
男には、彼女の気持ちがわからないし、わかろうとする気持ちもありません。
だから結局出てくる言葉も
<<本当に本当に君が大好きだった>>
という「自分の」思いだけなんです。
相手の気持ちに対しては、何も思い及んでいないのです。
<<かたすみで迷ってる背中を思って心配だけど>>
というのも、彼女にとっては大きなお世話。
女は、別れた男に自分のことを心配してほしくはありません。
心配してほしいくらいなら、別れませんから。
心配してほしいんじゃない。気持ちをわかってほしいんです。
そして、男は
<<もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対>>
という決意表明をして終わるのです。
そうです。この男と女は全く気持ちがすれ違っているんです。
別れた理由には何も言及されていなくても、別れた理由がわかります。
見事です。さすがマッキー。
この曲が流行る以前の曲では、ここまで男性心理を率直に表した曲はなかったと思います。
だから、この曲は斬新でした。
私は当時この曲が入ってたアルバムをレンタルで借りて何回も聴きましたが、最初はここまで分析できていたわけではありません。
けれど、やはり何か今までの曲とは違うと、すごく衝撃を受けたのを覚えています。
話がそれましたが、何が言いたいのかと言うと、
男性は、女性の気持ちを取り戻したかったら、相手の気持ちをわかってあげることが大事ということ。
ただし、最初はわからなくても仕方ありません。
わからないからとあきらめるのではなく、いちばんは「わかろうとする姿勢」が必要ということです。
女性は男性が気持ちをわかってくれて当然とは思わない方がいい。
男性は、初期設定が「女性の気持ちがわからない」状態です。
経験的に学んでいかないとわかりませんから、女性の側から自分の気持ちを伝える工夫が必要。
「察してほしい」ではなく、自分がどういう場合に傷つくか、どういう場合に喜ぶかを、男性に根気強く教えていかないといけないのです。
男と女がわかり合うには時間がかかります。
通常は何十年にも及ぶ結婚生活を通して、お互いにそれを学んでいくのです。
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