ブログの更新を怠っていたら、急に涼しくなってきました。
お盆前までは子どものコロナ感染は、大人の感染拡大はどこ吹く風でしたが急に状況が一変しました
しかし、確かに子どもの感染は増えましたが、まだ大多数は家族内感染です(神戸市の調査では70%が家庭内感染)。まずは子育て世代の保護者の方、子どもと接する園や学校の先生方が感染予防とワクチン接種をしていただくことが重要です。
さて、インフルエンザ予防接種を例年であればそろそろ予約を開始する時期です。
神戸市の助成も10月1日から開始されます。
しかし、
この状況で予約を開始すると、
あくまで供給の開始が遅れているだけで、
インフルエンザは流行するのか?
昨年はインフルエンザの流行が皆無で、当院では1人も診ませんでした。これは1999年に現在の方法でインフルエンザ感染者数の統計を取り始めてから初めてのことだそうです。
今年はどうなのか?
正直、わかりません。
新型コロナウイルス流行中の昨年は、インフルエンザ以外でも季節で流行る子どもの感染症(手足口病などの夏風邪、RSウイルスなど)が全くと言っていいほどありませんでした。
しかし、新型コロナウイルスの遺伝子変異株が増えた頃から、急に子どもの感染症が流行しました。
例えば、秋頃から流行が始まり初春まで続くRSウイルスが今年は初春から流行が始まり7月終わり頃まで続きました。昨年に流行しなかったためか、本来は軽症であるはずの4〜5歳の年長児も症状の強い子が多かったです。
また手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪が、8月終わり頃から急に流行してきました。
インフルエンザも昨年に流行せずみんなの抵抗力が落ちている可能性があり、今年も流行らないね〜と油断していたら、急に流行する可能性があります。
新型コロナウイルスの影響が他のウイルスの流行に与える影響は想像がつかない状況で、何が起こっても不思議ではありません。
インフルエンザワクチンは接種しなくてもいいかなぁと思わず、今年もしっかり接種してください。
なお今年のインフルエンザ予防接種は、
園や学校の終わりに接種に来れないのは不便かもしれませんが、