コロナ禍での出産 | ゆら小児科クリニック院長のブログ

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神戸市東灘区御影にある小児科・アレルギー科の”ゆら小児科クリニック”です。
アレルギー外来・予防接種外来・乳児健診外来・食物経口負荷試験外来があり、ネットによる予約システムを導入しています。

久しぶりのブログ更新ですガーン

 

サボっていた訳ではなくネタがなかっただけですあせるあせる

 

このブログは、子ども達の健康に役立つ情報をお知らせする事を目的で書いています。

 

子ども達の病気は感染症が圧倒的に多いのですが、コロナの流行が始まってから子どもの感染症、例えばインフルエンザウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど、全くと言っていいほど流行しなくなりました。

 

子どものコロナ感染症は非常に少なく非常に軽症(ほぼ無症状)です。ほとんどは周囲の大人が感染したため濃厚接触者としてPCR検査をしたら”出ちゃいました”というのがほとんどです。

 

そんな訳でほとんどの小児科クリニックはコロナの流行から蚊帳の外で仕事をしているので、非常に暇ぐぅぐぅぐぅぐぅ

 

ブログにするようなネタも生まれませんハートブレイク

 

また話題ができれば更新していきます。

 

 

先日、実家の産婦人科に赤ちゃんの健診に行っていました。

 

コロナ禍での分娩について看護師さんに、

 

”神戸では入院〜分娩〜退院まで家族が全く面会できない所もある。お母さんが一人で分娩って不安だし家族の方も心配だよね。”

 

と喋っていました。

 

 

実家の産婦人科ではさほどの流行地域ではないので、出産の立ち会いは可能としているようですが、里帰り分娩で流行地域から立ち会いに来る場合は不可としているようです。

 

 

その話の中で先日にあった話として聞きました。

 

 

神戸からの里帰り分娩で、陣痛が始まった深夜に神戸からお父さんが駆けつけて来られたそうです。

 

立ち会えないのは分かっているけど居ても立っても居られない。

 

少しでも近くにと思われたのでしょう。

 

真夜中に病院の周りをお母さんと電話しながらうろうろ。

 

さすがに分娩のオンライン中継はセキュリティーが心配。

 

看護師さんの機転で、玄関にある防犯カメラの前にお父さんが来て、その画像(分娩室でも見れる)と電話の音声で”立ち会い分娩”となったそうです。

 

お父さんはカメラの前で手を振って応援。

 

 

その後、無事に産まれてお父さんは1階の駐車場に移動して分娩室のある2階の窓から兄(産婦人科)が抱っこする生まれたての赤ちゃんと”窓越し面会”となりました。

 

 

心温まる話ですね。

 

 

コロナ禍の分娩は制約も多く大変だと思います。

 

お母さんは不安な分娩を家族の方と一緒に頑張りたいでしょうし、お母さんにしばらくあえず寂しくお留守番しないといけないお子さんもいるでしょう。

 

 

でも、制約がある事で逆に言葉や気持ちが力になり、さらにそれが家族の絆を深めるのかなと、話を聞いて思いました。

 

 

”オンライン”ではなく心配で神戸から駆けつけ病院の周りをうろうろしたお父さんの気持ちや防犯カメラ前での応援、1階から2階の窓越し面会、きっと良い思い出になるでしょう。

 

 

これから分娩される皆さん、頑張ってください!

 

応援していますグッ