(講演依頼申し受けます)成城学園同窓会&成城大学「学びの森」共催 第47回講演会「日本人と食」 | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。

 
 
 
 
 
 
6月29日(土)14時30分~
 
僕が幼稚園から大学まで18年間通った母校
 
成城学園の同窓会からお話を頂き
 
 
成城大学で90分の講演させて頂きました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1級フードアナリストとして
 
やはり母校で講演をさせて頂けるというのは
 
感慨深いものがあり
 
本当に光栄なことです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
成城学園の入口となる正門には
 
こんな大きな立看まで作って設置して頂いて
 
本当に恐縮です
 
今回講演のお話を頂いたのは半年前の1月
 
テーマを決めて下さいと云われて
 
僕が悩んだすえに決めたテーマは
 
「日本人と食」
 
日本人には独特な食に対する
 
世界観があると思うのです
 
その根幹をなすのが
 
「神人共食」の精神です
 
そんな話をしながら
 
尊命敬食の精神についても
 
お伝えできたら良いなぁと思い
 
このテーマにさせて頂きました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5月頃からパワーポイントで
 
資料を作り出したのですが
 
当然のことながら
 
何回も修正を掛けていくうちに
 
当初考えていた構想とはちょっと
 
変わっていきます
 
講演を聴きにきてくださる方は
 
多分学生から80代までの幅広い世代
 
皆さんに何か心に残るお話をしたい
 
そして折角母校で講演をするのだから
 
僕の成城学園への想いも織り交ぜたい
 
そう思いながら資料を作成しました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どうしても広く浅くのお話になってしまうのですが
 
大まかなストーリーは下記の通りとなりました
 
 
1.フードアナリストとは
 
  自己紹介を兼ねて
 
2.美味しさとは
 
  舌で感じる美味しさは5%
 
  どんな気持ちで誰と食べるかが大切
 
3.食べるということ
 
  医食同源、和牛と国産牛の違い
 
  食品添加物(乳化剤,イーストフード,トランス脂肪酸)
 
4.食育
 
  食育とは生き抜く力を教えること、
 
  食を通じて生き方を学ぶこと
 
  飯盒炊飯、初等学校時代の思い出
 
5.尊命敬食
 
  「いただきます」「ご馳走さま」の意味
 
  生きている物の命を頂いて我々は自分の命を繋いでいることへの感謝
 
6.日本におけるパン食との関わり
 
  日本におけるパンの歴史と普及(パン食の普及は戦後)
 
  戦後の米国の政策、学校給食
 
7.日本人と米
 
  日本の食文化はお米(=ご飯の文化)
 
  日本は神様も政治も行事もすべてが稲作に通ず
 
8.日本料理
 
  大饗料理~精進料理~本膳料理~懐石料理~会席料理
 
  日本料理と季節感
 
9.神人共食
 
  お花見の意義、新嘗祭、お月見の意義
 
  日本人とお箸の関わり
 
 
 
結果的に云うと
 
お米と日本人の関わり
 
それは神人共食に基づくものということが
 
中心の講演となりました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
講演会を聴きにきて頂いた方が
 
写真を撮って頂いたので
 
少しお話した内容を。。。
 
 
これは世界中で
 
税金(年貢)をお米(穀物)で納めていたのは
 
日本だけというお話をしている写真です
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
これは日本人とお米が
 
どれだけ密接な関わりがあったかの
 
一例をお話ししています
 
 
 

1940年代頃までの日本では

 

「 氣 」という漢字を使用してました

 

今の常用漢字では「気」ですネ

 

これは「 氣 」と「 気 」の部首の

 

气の中の違いは米と〆です

 

「 米 」は末広がりで八方に広がることを意味し

 

エネルギーのあるべき姿は全身から放出されること

 

そう考えると本来のエネルギーとしてあるべき字が

 

「 氣 」なのです

 

「 気 」の場合だとエネルギーを〆(しめる)となってしまい

 

エネルギーが押さえ込まれていることになります

 

「 気 」という漢字を使うことで

 

エネルギーは萎縮してしまうのです

 

米を食べると元氣になる

 

このことからもエネルギーを意味する

 

「 氣 」の中に「 米 」という字があることは

 

日本人にとっては極々当然自然なことのです

 

それだけ日本人にとって米は大事なのです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「おむすび」と「おにぎり」の
 
違いって判りますか?
 
講演会の少し前に
 
マッキー牧本さんとご一緒する機会があって
 
そのお話を伺いまして取りいれさせて頂きました
 
 
諸説ありますが
 

「おにぎり」は「握り飯」が転じたものと

 

言われています

 

一方神の力を授かるために

 

米を山型(神の形)に

 

かたどって食べたものが

 

「おむすび」と云われています

 

また神と人を結ぶ食べ物

 

という意味が込められているともいいます

 

「おむすび」は三角形でないといけなくて

 

「おにぎり」はどんな形でも良いと云われています

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
神人共食
 
日本では神とは主に農耕の神であり
 
古代では食物は神の力を頂く媒介とみなしていて
 

人々は神に供えた酒のお下がりを飲み

 

心を高ぶらせ神のお指図を聞こうとし

 

酒を飲むことで非日常の心理状態になり

 

神と一体になれると信じた部分があります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば

 

お花見=花とは桜のことを指します

 

桜の「さ」とは神様

 

特に稲の神様の古代日本語で


「くら」とはお立ち台

 

お立ちになる処の事


よって「さ・くら」とは神様が

 

お立ちになる場所の事です。
 

神様がお立ちになっている将に

 

その時に桜はピンク色の花を咲かせます


古来日本人は桜の花が

 

早く散ったらその年はあまり良くなく
 

なかなか散らなければ

 

豊作で願いが叶うと信じていたのです

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
嬉しかったのは
 
今回の講演会には旧知の友が
 
沢山聴きにきてくれたことでした
 
幼馴染達や
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
初等学校時代の
 
音楽の先生であり
 
合唱部の指導をしてくれた鈴木先生
 
そして前述の写真にも写ってますが
 
同じく合唱部で一緒だった幼馴染
 
 
 
 
 
 
 
 
 
高校時代に所属してた
 
ギター部の先輩達
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
大学時代の
 
村本ゼミの先輩と同級生
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 


旧知の初等学校の校長先生をはじめ

本当に多くの方々に来て頂き
 
感謝、感謝でございます
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
後ほど頂いた
 
当日のアンケートも
 
本当に皆さんが良く評価して頂き
 
とても嬉しかったです
 
 
講演会のご依頼を受け付けております
 
ご希望がございましたら
 
メッセージを頂ければ幸甚です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後になりましたが
 
今回の講演会で大変ご尽力お世話になりました
 
成城学園同窓会の皆様
 
成城大学関係者の皆様
 
心より厚く御礼申し上げます
 
ありがとうございました