学 | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。

小さな町の小さなお寺のお坊さん

望月泰彦著 太陽出版

『「どうせ自分なんか」から「こんな自分でも」へ』

を読み返していて、こんな言葉が目に留まりました。

「日々ふれあう人々から学ぶことは多く

 毎日の経験から教わることは限りない

 常に学ぶ心こそが人生に喜びを与える」





僕は人間関係に悩んできたけれど、

最近の僕の境地としては、

相手に対しては、

きっと僕に対してではなくても

自分自身に対して、心を痛めてるのではないか、

人として大切なものを失ったのではないか、

悲しい人だな、寂しい人だなぁと・・・。

そして僕自身は、相手に対して

逆縁の菩薩様と思えるようになってきた。

この本でもう一つ目に、この日とまったのは

「似て非なるもの」・・・・・

後悔と反省は違う。

後悔は過去を引きずること!

反省は、過去の出来事を、

未来につなげること!!

僕自身が出来事に対して、

後悔してるのか、反省しているのかというと

結果的に相手が勝手に相撲を取り始めたことだから

ちょっと違うような気がするけど・・・。

ただ一つ言えることは、

逆縁の菩薩様に会えたことにより

僕自身の世界が広がった事。

つまり未来につなげられているという事。

もちろん相手の誤解と思い込みによるとはいえ

僕自身が反省すべき点は反省しなくてはならないしネ!




人から学ぶことは本当に多いな。

やっぱり、人は一人では真の人生というものは学べない。

人と人が触れ合うから、はじめて人は成長できるんだ。

人と触れ合わなければ、独りよがり、自己中心、

自分の身を守ることしか考えない悲しい人なっちゃう。

一人でなくても、ちっちゃい世界だけで生きてる人もそうかもしれない。

会社だけ、家庭だけ、極限られた仲間内だけの世界。

それはそれで幸せかもしれないけど、一度しかない人生

もっと大きな世界で人の生き方を考えてみることも

真の人生を生きる意味としては大きいと思う。

それは海外へ行くとか、そういう事ではなくて、

自分の世界を広げる事、視野を広げる事、

人に対して思いやりをもてる心を持つこと、

人の過ちを受け入れことができる広い心を持つこと。




僕が中学生のバスケのコーチをしていた頃、

僕は学校の先生になりたくて、もちろん教職課程を

大学で履修していて、教職免許状も手にした。

でも、先生になる道は断念した。

一つはいくらマセテいるからとはいえ所詮は中学生、

生意気な事や、反抗的な事をしても、

結局は、ほぼ誘導した方向性に動く。

まだ素直な子供たちが多かったのかな。

でも、その時、僕に恐怖心が走った。

こんなに心根が綺麗な子供たちが、

僕の言動により、その真っ直ぐ伸びた

幹が、枝が、曲がったら嫌だなと思った。

あと、もう一つ、

準レギュラークラスの子供がいて、

家柄もよくて、優しい子がいたんだ。

皆と同じく平等に、可愛がっていたし、

なついていてくれたと思っていたんだ。

でも、その子が卒業して暫くして、

他の教え子が、彼はコーチの事、

恨んで、嫌ってますよって言われたんだな。

ショックだったなぁ。

その時思い返せば、彼は、いつも最後の

一頑張りができず、失敗するような子供だったから、

彼の人生の中で苦しい時に、その苦しさを乗り越える

力をその時に身に着けさせようとしたんだよね。

たかが大学生の分際で・・・何も教育や人を育てるという

事を知らないくせして、驕ってたんだなぁ。

だから最後の一頑張りを彼に求めたんだろうね。

でも結局、彼は一皮剥けるところまでいけなかった。

だから、僕を恨んだんだろうなと・・・。

そんな事もあり、先生を目指すのが嫌になっちゃた。

でも、この中学バスケのコーチをさせてもらった経験は

僕の人生で大きな事だった。

たかが大学生だし、教えるというよりは怪我をさせない、

バスケの楽しさを、そして人生の壁を乗り越えさせる力が

ついてくれればいいなと考えてた。

でも教える力なんて、何もなかった。

彼らから教えてもらうことの方が、はるかに多かった。

だから今でも彼らは僕の財産だ。




逆縁の菩薩と思えるようになったのは、

この人間関係の苦しさの中で、

前向きに生きるということを教えてもらったから・・・。

そういう方向に向けてくれた幼馴染に感謝しなきゃいけないし、

その逆縁の菩薩様にも感謝しなきゃいけない。

丸の内朝大学というのに週1回通い始めた。

最初は「心理メソッドクラス」、内容的には

とっても心を抉られるようで辛かったけど、

履修していたメンバーがとても素晴らしくて、

みんな仲良くなって、講座が終わってからも

今でも集まってる。

みんな僕よりだいぶ若い20~30代中心だ。

ほんと良き出会いだ。

その次は「歌舞伎講座」。

これも知らない世界だったけど、

あらたな世界が広がった。

ほんとうに人とのつながりで

得るもの、教わるものが多い。

素晴らしい仲間達だ。

そしてもう一つ、

こんな書き溜めで、感動が伝わらない

食Blogを書いているのは失格だと自分でも思うけど

フードアナリストに挑戦し始めた事。

前向きに挑戦しようという気持ちになったことは

僕の人生の中で大きい。

たぶん、学生時代より真剣に勉強してるんじゃないかな。

覚えが悪いし、数字はすぐに忘れるし、

シンドイけど・・・

でも素晴らしい出会いがあって、

仲間の中に、まだ若いのだけど

もの凄く前向きで、日々成長してるなぁって

感じる人素晴らしい人がいて、

よ~し、オッサンも負けてられないぞ!と

刺激されて

頑張ろうって気にさせてくれる。

ほんとに心から感謝している。

人生、死ぬまで勉強なんだなぁ、

知識だけでなくて、人として成長しなくちゃ

人として生きた意味がない。

まさに冒頭の言葉、

「日々ふれあう人々から学ぶことは多く

 毎日の経験から教わることは限りない

 常に学ぶ心こそが人生に喜びを与える」

実感している、今日この頃なのです。

逆縁の菩薩様に感謝!