お正月は一人考え事する時間が
きっと、たっぷりありますね。
これは書き溜め記事なので正月に
また、この本を読み返している自分が
想像できます。
シスター渡辺和子さんの著書
PHP文庫「信じる愛を持っていますか」に
こんな事が書かれています。
(一部簡略化)
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言葉には力がある。
人が傷つけられるのも、慰められるのも、
言葉を介しての場合が多い。
言葉が不自由な人が世界中にたくさんいるというのに、
私たちは与えられた口を、言葉を本当に正しく使って
いるだろうか。
他人の悪口、蔭口、いじわるに使っていないだろうか。
仏教の大蔵経の一部「雑宝蔵経」の中に、
「無財の七施」という訓えがあって、
慈悲の心を平明に表現している。
金もなく、地位がなくとも、
次の七つの施しができるというのだ。
眼施・・・やさしいまなざしで周囲の人々の心を明るくする。
顔施・・・笑顔は自分にとっても、他人にとっても救いである。
言辞施・・・やさしい言葉をかける。
身施・・・身体を使って、世のため、人のためお役に立つ。
心施・・・感謝の言葉でまわりの人の心を明るくする。
牀座施・・・場所、席をゆずり合う。
房舎施・・・乞うものに一宿一飯を拒まない。
現代社会において、房舎施は難しいことかもしれないが、
他の六つは今でもすることが可能なことである。
僕は、人として自分に恥じることなく、
穏やかな心で、誠実に、生きていきたいと思う。
人の心が判らない自分中心の
悲しい人に対して、
暖かい眼差しで、いつも見守っていて
その人がいつか本当に大切なものに気付くことを願い、
気付いた時には、いつでも支えてあげられるような
大きな心をもてる、そんな人間になりたいと思う。
まだまだ未熟で小さな人間ですが、
少しでも、そう近づけるように、日々、
人の心を大切に生きてゆきたいと思います。
貴方は、恥じない生き方をしていますか?