✨月の砂漠✨ | おおともゆうのブログ

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こんにちは! シンガーソングライター、おおともゆうです。
このブログでは日々の生活の中で遭遇する摩訶不思議中で超常現象をご紹介致します。


“月の沙漠をはるばると
          旅のらくだが行きました。
金と銀とのくら置いて
         二つ並んで行きました。”

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大正から昭和にかけて活躍した挿絵画家の加藤まさを氏の名画に、その当時若手作曲家であった、佐々木すぐる氏が曲を付け、一躍日本全国でポピュラーソングとして有名になった「月の沙漠」。

誰もが一度は耳にしたことのあるなんとも寂しいメロディーに、どことなく異国情緒溢れる歌詞。

“先のくらには王子様
          後のくらにはお姫様
乗った二人はお揃いの
         白い上着を着てました。
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うむ。これぞジャパニーズ情緒というやつですな。。
風情、刹那、朧月。
趣、慕情、花曇。 
クゥー!!!たまらん。(´・Д・)」

たった今人生3度目となる
夏目漱石先生の「こゝろ」を読んでいて、
何度も何度もこの「月の沙漠」が頭の中に流れて、いよいよ全く集中出来なくなったから止めました。。


なぜ今更「月の沙漠」なのか。。。
理由は全く分かりません。。笑

昨夜寝ようと思い
さてと電気を消そうとした時に
やつがやってきました。。

“つぅ~きのぉ~ さば~くを~
               はぁ~る~ば~るとぉ~”

それ以来常に等間隔で頭の中にその強烈なメロディーが流れてきます。。。

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倍賞千恵子さんバージョンが僕は好きでよく聴いておりましたが、
この当時の歌手の方々は、半端じゃなく歌が上手いです。。。

確か幼い頃聞いた横断歩道の信号音が「月の沙漠」だったような。

そして祖父の別荘がある千葉県飯岡町の九十九里浜で聞いた5時を知らせるチャイムも「月の沙漠」だったような。

そして、夏場サーフィンで訪れた千葉県御宿で見たのも、「月の沙漠」の銅像と記念館だった。

それ以来、日本の風景イコール「月の沙漠」になった私に久々に襲いかかってきたのが、あの強烈なメロディーなのです。

おそらく、夏目漱石先生も日本の代表作家なので、日本イコール夏目漱石イコール
「月の沙漠」になったのではないかと思います。

非常に困っております。。

頭から離れません。。笑

もしくは、昨日訪れたクリエイターの祭典
「デザインフェスタ Vol.42」
の影響かも分かりません。。


本能的に和のものを求めてしまうタチなので、現代アートや西洋油絵、ハイカラな衣装やデザインというよりも、
明治末期や大正浪漫、昭和初期の独特な色彩や線描写を好みます。

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サイコーですよね。
写真のイラストは全て「ひげラク商店」店主、安楽雅志(あんらくまさし)氏によるデザインで、昭和中期のレトロポップなダジャレおもしろポストカードの数々に、どっぷりとはまってしまいました。
☆下記「ひげラク商店」ホームページ☆

 
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僕だけじゃなくしっかりと叔父の分まで購入。。

こういった和の感覚が眠っていた僕の内なる「月の沙漠」を呼び起こしたのでしょうか。。。

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そして、「こゝろ」を初めて読んだのは、というより無理やり読まされたのは中学校の時だったような。

中学生ながらに、作中に出てくる「先生」が友人と恋人との板挟みにあい、どうすることも出来ずに恋を取ってしまい、その挙句にかけがえのない友を失い、それからずっと罪悪感に苛まれ、抜け殻になって静かに生きている姿に、とても悲しい気持ちになった。

国語の教科書にそんな悲しい物語が平気で載ってしまうことが、いかにも日本らしいのだが、それにしてもこれ、絶対中学生に読ませるものじゃないよな。笑

一年生になったら。
一年生になったら。
友達100人できるかな?



いやいや、、
出来たとしても恋を選んだら、その後の苦悩が怖すぎて、友達も恋人も失うはめになるんじゃないかな??笑

その後、高校生の頃自分で買って読み直し、やはり感動した。

文学と国語の教科書ってやっぱり切り離すべきだよね。

僕的には「文楽」ぶんがく
くらいの感覚の授業があって欲しいです。

夏目漱石の「こゝろ」の

先生「君の家族はみんな善い人ですか」

私「 べつに悪い人間というほどのものもいないようです。たいてい田舎者ですから」

先生「田舎者はなぜ悪くないんですか」

という二人のやり取りの中で、
先生が「田舎者はなぜ悪くないんですか」と私にあえて質問した意図は何か、文中の言葉を用いて100文字以内で答えなさい。

みたいな、質問を、なぜ国語の小テストに出すのか、出題者の君が君の言葉を使って100文字以内で僕に分かりやすく伝えなさいと思わず言いたくなってしまいます。


学生の頃から国語の授業での文学演習は、
意味がないとずっと思ってました。。笑


例えば僕が大好きな太宰治先生の短編集「きりぎりす」の中の作品 “鷗”からの出題で、無名な老詩人である主人公がこう言います。

私は、いま人では無い。
芸術家という、一種奇妙な動物である。
けれども、「私は君を裏切ることは無い」
それから、私を信じないやつは、ばかだ。

そして出題はこう来る。

問1.作者である老詩人の長い独白の中で「私は君を裏切ることは無い」という部分だけにカギカッコを付けた理由を、作者の意図を組んで、文中の語句を用い、300文字以内で答えなさい。



あのさ。。。


もうやめなさいよ。そうゆう下らない質問。。
君は太宰先生に会ったことがあるの??

しかも○か✖️だけでなく、
△で、7点とか部分点を上げているところもある。






なんやそのさじ加減!!!?







何の意味も無い。
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ということで、
まさか「月の沙漠」がここまで
こゝろの奥底に眠っていたもやもやを引き出してくれるとは。。。

学生時代の国語の先生方すみません!
生意気なこと言って!(´・Д・)」

いつか、文楽部”ぶんがくぶ
でも作って、もっと自由な発想で文学の良さを教えてあげて下さいな。

ん?

なんだかやる気出てきたぞ。

来年は音楽と文学を迎合したイベント。

「文楽ぶんがくの夜」を
開催しよう!!!!!!!

ということで、
来年に向けて、
普段から詩を作ったり、
小説を書いたりしている方大募集❗️❗️

そして、弾き語りシンガーソングライターの方ももちろん大募集❗️❗️❗️

ぜひ一緒にイベントを企画しましょう!!


ということで、
今年の締めくくりとして
やらせて頂きます。

ずばりその名も
☆「シンガーソングライターの夜」☆
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◎場所:下北沢LOFT
〒155-0032世田谷区代沢5-31-8エクセレント下北沢B1
TEL03-3412-6990
☆下北沢南口より徒歩5分

◎開場:18:15
開演:18:30
終演:21:30予定
チケット:¥2,000(1ドリンク込み)

☆タイムテーブル
18:15 OPEN
18:30~18:40 伊左治健
18:45~19:10 風穴ヒロヒサ
19:15~19:40 ふなこ
19:45~20:10 阿部浩二
20:15~20:40 神楽サティ
20:45~21:15 おおともゆう
21:20~21:30 全アーティストステージ上にて乾杯❗️(☆カメラ収録有り)

現代に生きる自作自演歌手ばかりを集めました。
時代の空気を多分に吸い込み、平成の今を生きるシンガーソングライターばかりです。
きっとこの祝賀会で、今年一年の時代の流れを、6人の語り手達の奏でる音と歌で知ることが出来るでしょう。
そして、来年を大いなる希望の年にするために、ぜひ共に乾杯しましょう!!

○チケット予約は
おおともゆう公式ホームページの
☆お問い合わせフォームより☆

長々と文字を連ねてしまい、失礼致しました。
それでは皆様のご来場心よりお待ちしております。