年明け、あと休みも1日ですね〜
私はインフル休みで年末年始+5日くらいあったので、
ダレている気持ちもありつつ、もう良いかな…って言う気持ちもありますね。
さて!
今日は、新国立博物館で行われているミイラ展に行ってきましたよ〜
まず、激混み!
お隣ゴッホ展ほどではないものの、
前売り買ってなかったら結構待ったな〜。
ちなみに、前売り券は公式価格1,500円。
私はチケットショップで買ったから少し安く入れて1,450円。
ブースは4か所に分かれていて、
南北アメリカのミイラ
古代エジプトのミイラ
ヨーロッパのミイラ
オセアニアと東アジアのミイラ
エリア。
混んでたこともあり、進みが遅かったのもあるけど、
なんともまぁ興味深く、すべての説明をじっくり読みつつ進んだら、
2時間半もかかったよ!
ミイラの展示、正直怖いもの見たさ9割で、
前日には、やはり行かないほうが良いのでは…
とまで思ったけど、
文化とか歴史がとても絡んでいて、
世界ってすごい!
と確認できるスケールの大きい展示でした
まず、ミイラにする意味っていうのもそれぞれの大陸で違うのね。
1番最初のセクションの南北アメリカでは、
亡くなった後も社会に存在させるためにミイラにしたり、
生贄にしたり。
ミイラにする方法も、私たちがイメージする包帯でグルグル、というよりは、布が被せてあったり。
しかも、それが売買されていたというではないか!!←これ衝撃ポイント1!!
生贄にするときは、生贄にする1年も2年も前から良い食べ物を与え、アルコールやドラッグまで…
しかも子ども!←これ衝撃ポイント2!!
可哀想、と思ったし、親はどんな気持ちで…とも思ったけど、
神を信じる気持ち、それで幸せになれると信じる気持ち、
それだけ強い信念があったのかな、と感じた。
続くエジプトのセクションは、
なんか安心!
テレビで見たことあるから前知識がある、ツタンカーメンのミイラをはじめ、
包帯で巻いて作ったミイラが多く、
本人が願ってミイラにしてもらった、ということが多いみたい。
生贄とかじゃなくて、本人の希望ならホッ…て感じだよね。
亡くなった人はバーと呼ばれる鳥のように飛び回れる魂となり、
夜は自分がいたところに戻ってくるため、
戻ってくる居場所を作るためにミイラにしていたらしい。
だから、ツタンカーメンみたいに、その人の顔の特徴を描いたマスクをつけていたんだって。
この考え方は、理解もできるし安心して回れたセクションだよね。
作り方の年表とかもあって、
ものすごく研究されてるんだなーと。
そして、お土産にミイラが流行ったらしく←これ衝撃ポイント3!!
ミイラの盗難や、切断されてミイラの手だけ、なんてのもあった。
ミイラのお土産なんて、理解できないわーと思うけど、
それもまた価値観、
自分の常識は本当にちっぽけだと考えさせられるよね。
ちなみにミイラの盗難は他の地方でもあったらしい。
続くヨーロッパのセクションは、
前2つのセクションとは違って自然ミイラがほとんど!
湿地帯は、気温も低めで湿度も高くないからミイラができるのに良い条件らしく、
殺された人であろうミイラとかが何体か。。
ある地域ではわざわざ長ーい時間をかけてミイラにするのに、
ある地域では自然にそのままできるなんて、
そんなところもなんか不思議だよね。
その次に来るのがラスト!オセアニア・アジア!日本含む!
オセアニアは、ほぼパプアニューギニア。
パプアニューギニアのなんとか族って言う民族が、
ミイラにする習慣があって、村の高台になっているところにミイラを飾る習慣があったり、
亡くなった人の頭だけをミイラにして髪の毛を植えたりしてその人の見た目にしたりしていたらしい。
頭をミイラにする習慣は、植民地支配を受けた際に、野蛮な文化とされて禁止となって、以来木で作るようになったらしい。
遺体をミイラ化するのは、亡くなった人の家族がやるらしくて、
70日間、毎日火に燻して水分を抜くって映像があった。
あの作業をすることで、日本なら四十九日したりするのと同じで、
少しずつ心の整理をしていくのかなぁ、と。
そして!
満を辞しての日本!
いやー日本は、さすが日本、パンチが効いてたよね。
即身仏と、本草学者のミイラ!
自分でミイラになる、と言って、そのままなったらしい。2時間見た後の最後のセクションで説明文ちゃんと読んだけど理解があってるか少し曖昧。。
柿の種子を食べていたらしく、それもミイラになるのを助けたらしい。
体制も、正座したような体制ですごい生々しいというか!
さすがでした、日本。
この後に、少しおまけ的な感じであったんだけど、
実は、関東大震災の際に盗まれて、それを見せて回ってる人がいたらしく、
後に捕まったのかなんなのか、ちゃんとしたところで保存されることになったのだとか。
人間ってさ、今はルールとかあるから人を殺してはいけない、とか思ってるけど、
放って置いたら、切って売って、っていうのが好きな本能が備わってたりするのかな、と思ったよね。
お土産とかさ。
ミイラ展、自分の価値観が、本当に自分が育ってきた環境でしか通用しないもので、
世界にはそれぞれの考え方がある、
自分が正しいと思うのは違うな、
と改めて感じさせられたとともに、
死への向き合い方がそれぞれあって、
そこでミイラという方法?が生まれたのかな、と感じました。
いやー重い!深い!
2月までやってるそうなので、行かれる方は、
ぜひ、いろいろ考えてじっくり見てきて欲しいと思います。
2020年、一発目のイベントはパンチ効いてました
世界にはいろいろな考え方があるということを忘れず、
謙虚に生きていきたいと思います
ゆ