そういえばですが。
能楽師って
どういう役割の人がそれぞれいるのかって
よくわからないですよね。。
観世流は、よく耳にするかもしれません。
例えば
野村萬斎さんは、和泉流狂言方です。
お雛様の五人囃子が
能楽師の演奏セクション
っていうのがイメージしやすいかも。
並びの左から
太鼓たいこ(太鼓方)
大鼓おおつづみ(大鼓方)~「おおかわ」とも言います。
小鼓こつづみ(小鼓方)
笛ふえ(笛方)
地謡じうたい(地謡方)~シテ方が担います。コーラス隊です。
| 役 | 流儀数 | 流儀名 | |
|---|---|---|---|
| シテ方 | 5流 | 観世流 宝生流 金春流 金剛流 喜多流 | |
| ワキ方 | 3流 | 福王流 宝生流 高安流 | |
| 狂言方 | 2流 | 大蔵流 和泉流 | |
| 囃子方 | 笛方 | 3流 | 森田流 一噌流 藤田流 |
| 小鼓方 | 4流 | 観世流 大倉流 幸流 幸清流 | |
| 大鼓方 | 5流 | 葛野流 高安流 大倉流 石井流 観世流 | |
| 太鼓方 | 2流 | 観世流 金春流 | |
一方で、演技セクションは
主役―シテ(シテ方)
主役の従者―ツレ(シテ方)
脇役―ワキ(ワキ方)
脇役の従者―ワキツレ(ワキ方)
村人など
物語を説明する人ーアイ(狂言方)
狂言―(狂言方)
――――――――
以上の役割にそれぞれ専任の流儀がありまして
関東と関西などでも
微妙に違います。
拍子が違ったり
詞(ことば)の順番が違ったり
それは、すごいバリエーションです。
私はお囃子は主に
普段
笛:森田流、小鼓:幸流
名古屋では
笛:藤田流、小鼓:幸清流
のお勉強させていただいています。。。