私の師匠は

流儀の能楽師を育てる

職分という権限を持っています。
 
2008年 入門
入門する時は
そんなことは
全く意識していませんでした。
 
2013年
一緒に入門した兄弟弟子が
脳溢血で倒れます。
彼は、その年の夏に
猩々で初能の舞台に上がる予定で。
何故か
代わりに舞台に立てと言うことで
それが私の初能に。
 
2015年
師匠が能楽師にしようとしていた兄弟弟子が、退会しました。
 
2016年3月
一緒に学ぶ仲間を失った私に
師匠から名古屋の姉弟子たちと勉強するか?と名古屋支部育成会の見学参加に誘われ参加。
 
2016年8月
二度目の能《羽衣》
 
この頃から
名古屋支部で勉強するか?
と師匠から言われるように。
もちろん
私の活躍ではなく
次の実力者が現れるまで
伝統を伝える繋ぎとして
勧められました。
そして
私の意志を確認されました。
 
2017年3月
名古屋支部育成会入会
 
 
…不思議なもので
 
兄弟弟子が倒れなければ
能の舞台を踏むこともなく
 
初能してなかったら
2回目の能もなかったでしょうし
プロの研修会の
見学にも誘われなかったでしょう。
 
そして
名古屋には
母の弟の地盤があり…。
 
神様って
いるかも。
と思います。
 
〜女流能楽師を目指すまで~