フラットアーサー① | yunnkji1789のブログ

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「フラットアーサー」という種類の人がいるそうだ。地球は平面だと考えている人たちだ。偶動画を見つけて、興味を持って見ていた。彼らによると世界は、国連のマークのように北極を中心にした円盤なのだそうだ。その上を月と太陽が時計の針のようにぐるぐる回っている。太陽はスポットライトが照らすように回りながら地球を時計回りに照らしているのだ。その上にドームがあって星を映し出すプラネタリウムみたいになっているらしい。南極は実は巨大な壁で、その事実を隠すために南極条約が結ばれた。ロケットの打ち上げは全て嘘で、宇宙から見た地球の写真は全てCGなのだそうだ。だとすると、わざわざNASAをはじめとした、各国の宇宙開発機関は勿論、世界中の天文学者、気象学者まで総動員した、とんでもない茶番が行われていることになる。勿論北朝鮮等も含めてだ。なぜそこまで隠蔽しようとするのかと聞かれて「さぁ、なぜでしょうね」と彼ら自身も首を傾げていた。最終的に都合が悪い部分、決定的な否定証拠に関しては世界の隠蔽工作、捏造にして、動機に関しては「よくわからんけど、なんかあるんだよ。」というのは、典型的な陰謀論だ。

その中で、実際に自分で、地球が平なことを科学的に確かめてきたと胸を張るアメリカ人女性が紹介されていた。測量でもしたのかと思いきや、なかなかぶっ飛んだ確かめ方だった。わざわざ海のある他所の州まで行って、水平線に定規を当ててみたのだそうだ。ギャグみたいな話だ。

定規の長さぐらいで人間の目で曲線が視覚できるわけない。 

実は水平線というのは、意外に近い。地上の人間から見た場合、実は四五キロ先しか見えていない。だから、手をまっすぐのばして定規を水平線に当てても、そんなに長い距離を測れるわけではないのだ。そこで私は、果たして定規で測れる距離が何キロか考え出した。高いビルの上から測った可能性も考慮し、仮に十キロ先だと仮定して、定規を20センチ、手の長さを1メートルとして…等と考えていたが、ここまで考えて、物凄いばかなことを考えていた事に気がついた。

そもそも四五キロ先しか見えないのは、地球が曲面だからじゃないか!

仮に地球が平だったら、根本的に水平線が存在し得ない。もし地球が平なら、海の彼方は、ぼんやりと空の中に消えていくような感じるはず、もしくはボビーオロゴンあたりを連れてきたら、日本からハワイやアメリカ西海岸が見えるかもしれないが、少なくとも、全ての海が南極大陸で囲まれている以上、空と海の境界線がはっきりとした線として見えることは絶対にない。ましてや、遥か彼方の富士山すら見えるのに、数キロ先までしか見えないなんてことはない。定規で測れる程はっきりと水平線が見えてる時点でもう地球が平らでないことが証明されている。

私も馬鹿なもので、数分間そこに気が付かず、その女性に負けないほど馬鹿な思考実験をしていた。気がついたとき、自分のアホさに笑ってしまった。

船が遠ざかると、海に沈んで行くように視界から消えていく。三宅島から富士山を見ると麓が見えない。こういったことからも水平線は曲面で視界を遮っていることがわかる。