yunnkji1789のブログ

yunnkji1789のブログ

ブログの説明を入力します。

1992年から93年まで、イタリアではマフィアによる凄惨な事件が連発する。

当時、イタリア政府が本格的にマフィア撲滅に動きだしていた。中心になっていた判事二人には厳重な警護がつき装甲車並みの防弾車で移動していたが、二人とも護衛ごと爆弾で吹き飛ばされる。

さらに複数の都市で教会や美術館を狙った連続爆破事件が起きる。

これだけのことをやりながら、これは厳密にはテロには当たらないというのが一般的だ。凶悪な連続爆破事件ではある。

しかし、メディアでは爆弾テロと紹介されている。

これはどういうことかというと、「テロ」には、法的な意味と、一般的な便宜的な意味の2つのニュアンスがある。


法的にはテロとは、政治的な目的で行われる暴力行為.暴力による威嚇行為のことだ。

これは政治的な威嚇ではないのか?と思われるだろうが、これは自分たちの経済的利益を守ろうとした威嚇行為であって政治的なものではない、ということだ。つまり、マフィア、ヤクザ等が政治家を襲撃しても殆どは自分たちの利益のためだからテロには当たらない場合が多い。

長崎市の伊藤一長市長が襲われたのも談合に応じなかったことに対する復讐だから、テロではないという解釈が一般的。

勿論ヤクザが政敵に雇われて政治家を襲撃したらテロになる。

ハイジャックも、政治犯の釈放を要求したり政治的なアピールをしたらテロだが、政治的発信が一切なく、単に身代金目的だったらテロにはならない。


アメリカ大統領で言えば、ケネディ銃殺、レーガン銃撃はテロではない。トランプ銃撃に関してはまだ意見が割れているが、テロと見なさないほうが優勢。


国内の例で言えば、地下鉄サリン事件はテロだが、京アニ襲撃事件はテロではない。


そして、その基準だと安倍晋三銃殺事件はテロには当たらない。

山上氏は具体的に自民党と統一教会の分断をしようとしていたわけではなく、あくまで復讐だからだ。


ただ、実際にはこれらの事件は全てマスコミではテロと表現しても、誰も異論は挟まない。これは先に述べたように法的にテロではなくても、一般的にはこのような事件をテロと総称するからだ。

決して解釈が対立しているわけではない。


先日のニュースで、スポーツ競技場で「テロを想定した警備訓練」が行われたことが報道されていたが、当然、犯人が政治的な目的であることが前提になっているわけではない。


安倍晋三銃殺事件を裁判所がテロと言わなかったのもそういう意味で、決して山上氏を庇っているわけではない。私たちやマスコミが「テロだ!」と言うのは自由だが、裁判官がテロと認定するかどうかは別なのだ。