【ミュージカル『ゴースト』開幕レポート~この物語は不朽~】
素敵な写真がたくさん ↑にトンでぜひ見てください^^
(抜粋)
キャストは主人公サムに浦井健治さん、その恋人モリーには咲妃みゆさんと秋元才加さんがWキャストで挑みます。また、サムの友人カールを演じるのは平間壮一さん、物語のキーパーソン霊媒師のオダ・メイには森公美子さん。ミュージカルファンにはおなじみのみなさんながら、実はお初!というフレッシュな顔合わせで届けられる『ゴースト』。ゲネプロ(咲妃さんバージョン)を観劇し、この物語が“不朽”であることを実感。オーソドックスで現代的な物語は、深い愛、不器用な愛、勝者と敗者を生み出す社会・経済の息苦しさから、ひょんなことから生まれる絆まで、多面的な楽しみ方のできる、この夏おススメの一作です。
幕開きは幸せな恋人たちの日常。新生活のワクワクとラブラブがあふれています。
誠実な銀行員サム(浦井健治さん)と恋人で芸術家のモリー(咲妃みゆさん/秋元才加さん)はニューヨーク・ブルックリンに居を構え、新しい生活をスタートさせる。
『ゴースト』といえば!の ♪アンチェインド・メロディももちろん登場します!
「苦労を振り返るより、ここまであっという間の充実したお稽古期間でした」と話す咲妃さんは宝塚歌劇団を卒業してから初めてのミュージカル出演。「歌に気持ちを乗せた表現がまだまだでしたが、だんだんと楽しさも感じられるようになってきました」と語ったのは秋元さん。ともにシアタークリエ初登場となるタイプの違う2人のモリー、どちらも気になります!
咲妃さんは悲しみの深さ、そこから一歩を踏み出そうとする強さと振り幅の広い感情をとても丁寧に演じられています。
映画のエッセンスは大切に残しながらも、日本版、ミュージカル版としての見どころにあふれた展開。繰り広げられるのは“ゴースト”という超常現象なのですが、描かれるのは、ちょっと不器用なサム、凛としたモリー、忙しさの中でも人生をエンジョイするサムとカールの友情など、等身大のキャラクターたちの日常。皆、普通の人々なのです。さらに演技巧者なみなさんなので、舞台はニューヨークながら、すんなりと物語に入ることができます。 そして、日常は尊くなんと儚いものか。そんなことを感じました。
そこにスパイシーに登場するド派手なオダ・メイ!彼女のシーンは華やかでショーアップされているのですが、彼女もまた非常に人間味あふれる女性です。
比較的冷静にレポートしてまいりましたが、まぁ、なんと言いますか、
浦井サムの魅力が炸裂!その眼差しの柔らかさには観ているこちらが溶けそうに。
口には出さなかったけれど、その愛の強さにもキュン。
そして、平間カールの屈折と肉体美に図らずもクラクラ。自立している女性像を嫌味なく体現、それでも耐えられないほどの喪失感に立ち向かう咲妃モリーを全力応援。モリクミさんのもつ人間性の大きさにシンクロしていくオダ・メイに拍手。と、心はかなり大忙しでした!