突発的平和(?)小説 | YUNAのひとりごと

YUNAのひとりごと

日々の出来事や 平和への愛を垂れ流します・・・。

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久しぶりに入る教室は思いの外、狭く感じる。
でも自分の身体とは違い細く小さい和葉になった今、それは何か心許ないようにも思えた。


和葉の言うとおり風邪の振りをし、友人からの問いかけを交わしならがら何とか試験に挑んでみたが。実際のところワシは他の事が気になり、それに気を取られるため集中出来ずイライラが募らせていた。

(ひーふーみー……これで5人目か?)

休憩時間、窓際の席で外を眺めながら。だがその意識は別のところでピリピリと張りつめている。

(これは……いったいどうゆうことやねん! 和葉はいっつもこんな視線浴びながら学校に通っとる言うんか?!)

敏腕刑事であり、1人の男だから故 解ってしまう。
我が娘、『和葉』が、どれだけ男を惹き付け欲望の混じる眼差しで見つめられていたかということを……。

廊下を歩くだけで、直視しなくても横目で見る輩が数名いる。
朝登校したときも、校舎から痛いほど ソレは感じられた。

親バカで、己も和葉のことは可愛いと思ってはいるが、……これは想像以上だ。

(あんまり気安う 和葉のこと見とったら……承知せえへんぞ……)

日頃、事件などでストーカー行為をする邪な男を相手しているということもあって、ワシは和葉に集中する眼の先に向かい凶悪犯も泣いてしまうという“目力”で 次々と、密かに和葉へ想いを寄せる男子生徒を威嚇して回った。


そのお陰もあって、今はその数は減りつつあるが。

「どうしたん和葉? そんなに顔しかめて。 ……気分悪いんやったら医務室行った方がええよ」

あんまり恐い顔ばかりしていたからやろか。 見たことのある和葉の友人が数人、ワシを心配して取り囲んだ。

「だ、大丈夫……大したことないわ」

ヤバいな……。
今 医務室へ行ったら試験受け損ねて和葉にどやされてしまう。
ワシは心配気な友人たちに向かい慣れない笑顔を向けると、そう言って強ばった顔を緩めたんや。

「そうなん? でも無理したらアカンよ?」

ショートカットのお嬢さんがそう言うと、周りの子も同意して頷く。
みんなエエコばっかりやなぁ……などと思い頭を下げると、突然後ろからくくっとったる髪をグイッと引っ張られた。

「――ダアッ?!何さらすねん!痛いんじゃボケ!!」

こんなことするんは、いったい何処のどいつやねん?!

ワシは殺気をみなぎらせ立ち上がると、背後にいる“ソイツ”の胸ぐらを掴み、下からそう言ってメンチを切ってやった。
すると、


「か、かず…は…???」


目の前には、信じられないといった表情で固まる、
娘の幼馴染み、『平ちゃん』の姿があったんや。




続く









…………………


はは……; こればっかり書いてたら 日記書かなくなってしまったわ(^_^;)
でも一度、和葉父をガッツリ書いてみたかったので、今楽しくて仕方ないです(笑)


…ところで。さぁ、皆さん。そろそろ夏休みも終わりですね。何か思い出、出来ましたか?
私は社会人なので夏休みなんて関係ないんですけど、やっぱり8月は何か1つぐらい夏の思い出を作りたいなって思ってしまいます。
なので明日の休みはこの夏最後の思い出を作るために、プールに行ってこよう!…と思い立ちましたv
最初はね、ひらパーに行こうかなって思ってたんですけど、明日は何だか雨みたいで。なので仕方なく、近場の室内プールへ行くことにしました。

ホントは…太陽浴びたかったんやけどな…p(´⌒`q) しょーがないよね。我慢我慢。

皆さんもラスト週末、目一杯楽しんでくださいね。

そして鋭気を養い、一緒に平和の妄想に励んじゃいましょう!!