自分は「永遠の0」がダメだったので恐る恐る観たが、こちらはまだ大丈夫だった。
AmazonにせよNetflixにせよGoogleにせよ、日本が外国系資本に席巻されつつある今、本作で描かれている民族系資本のド根性はそれなりにカタルシスを与えてくれる。今世紀におきた世界の騒乱の多くは、石油を初めとする資源の争奪戦がその根っこにあること、すなわち今も戦争が継続中であるという事実を突きつけてくる点も良かった。それなりに感動ポイントもある。
ただ、やはり全てを描くのには尺が足りない。いろいろ詰め込んだ結果、描写が表面的になってしまっている。事実の羅列になってしまっている。要素をもう少し絞ってもよかったかも。