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読書感想文的書評

書評などと言えるものではございませぬ。

ドミノ (角川文庫)/恩田 陸
¥580
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『レディ・ジョーカー』を読んだ後なので、きっと何読んでも味を感じなのだろうと思っていたのだけど、本書はたぶんいつ読んでも無味。



このテのドタバタ系は、ハマらないとなんとも冷ややかになってしまう。



てことで、コレ読んでつまらなかったら伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』か奥田英朗の『真夜中のマーチ』、


映画なら『ロックストック&トゥースモーキングバレルズ』、『パルプフィクション』あたりでストレス解消するといいでしょう。



本書はおそらく小説よかアニメ向きでしょう。






レディ・ジョーカー〈上〉/高村 薫
¥1,785
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オラにはもうハナクソをほじる力ものこっちゃいねえ・・・


とりあえず仙豆くれ。



こんなに体力を使う作品あるんですね。


もはや筋トレ。



僕の力量ではこれについて何も語ることできません。



あるヒトが言いました。



「私の戦闘力は530000です。」



強大な力の前ではヒトはあまりにも無力。




果たして、これを超えるミステリーに今後出会えるのだろうか。


それが超不安。




本年もよろしくお願いします。




魔王 (講談社文庫)/伊坂 幸太郎
¥650
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んー



ボール投げっぱなしな感じ。



政治の要素が強い。


それはそれでいい。



でも、もうちっとオチをつけてほしかった。



現実に犬養みたいな政治家が出てきたらたぶん支持を得るだろうと思う。


ファシズムとか抜きにしてね。




で、まぁそんなことよりもね。


先日いろいろと話題になり、更迭された田母神幕僚長の論文。


読んだ方いますかね?



この前、アパホテルに泊まったら置いてあったんですわ。


あの論文の主催はアパホテルグループなんですな。



で、思ったんだけど、アパホテルの代表・元谷外志雄。


彼こそ犬養になり得ると思う。



田母神さんの論文も、立場を考えればどうかと思うけど、


何も考えないで読めば納得してしまう。


影響は大きいと思う。


政治とかナショナリズムに無関心な人ほどこれ読んだら影響受けると思う。



で、そんなんが全国のビジネスホテルなんかに置いてあるんですね。


話題性から考えても、興味なくてもとりあえず手に取っちゃうわね。



こりゃすごいよ。


田母神さんはきっと自分の身を犠牲にして注目させたんだね。


政府も焦るよ。



僕はどちらかというと元谷さんの意見には賛成できるし、田母神さんの論文にも納得できる。


これが何かの火種になるんだろうかね。



偶然にも『魔王』を読んだ後にこんな出来事があったので、


いろんな想像が膨らんでしまうこの頃なのでした。






最後の将軍―徳川慶喜 (文春文庫)/司馬 遼太郎
¥530
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徳川慶喜=腰抜け


もはや定説である。



ちょっと前に飲み会で司馬ファンの女子と知り合った。


これは珍しいと思い、周りの空気も読まずに新撰組トークに花を咲かせた。


その女子は言う。


「慶喜は腰抜けなんかじゃありません!!」


(結構強め)



というわけで本書を勧められたわけです。




安政の大獄の後に将軍となり、大政奉還をした最後の将軍。



ふむふむ。



退くことも勇気…か。



新撰組なら間違いなく切腹モノだけどね。




時代を作った家康。


時代を終わらせた慶喜。




権現様の再来と言われた慶喜は、始祖に代わって時代を終わらせたのでしょう。




今年もあとわずか。


いよいよ『竜馬がゆく』にトライしてみます。





輪違屋糸里 下/浅田 次郎
¥580
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以前に読んだときは時代背景やら何も知識がなかったもので、つっかかりながら読んだのものである。



すっかり新撰組に心奪われた今、再読してみた。



いやね、浅田次郎はやっぱりすごいよ。


2度目でも泣けた。



世の男すべては、女のやさしさを食ろうて生きている。ままごと遊びのたわむれのころから女という女がみな持ち合わせている母の情を、世の男どもはわが身の僥倖と信じて、甘えつつ生きている。



新撰組が名をあげた池田屋討入より前。

新撰組という立派な名前も無く、芹沢鴨が局長の壬生浪士組は京では「みぶろ」と呼ばれる恐怖の人斬り集団だった。



芹沢鴨暗殺の謎と、翻弄される女たちの目線から見た新撰組。


新撰組の闇も怖いが、女の勘はもっと怖い。



土方のイメージは『燃えよ剣』とは違う。


司馬ファンの方はどう思うんでしょうかね。