


「日明 恩」で「たちもり めぐみ」って読むの。
普通読めないって。
ハードボイルドな刑事(主人公)とおぼっちゃまな刑事の凸凹コンビ。
おぼっちゃまな刑事のほうが年下なのにハードボイルド刑事の上司という設定がちょっと面白い。
そしてこのおぼっちゃまくんが警察小説マニアで、合田刑事の真似して白いスニーカーを買ってきたりするところに親しみを感じるのです。
たぶん日明氏は高村薫や今野敏のファン。
ストーリーよりも小ネタのほうに感心できる作品ですな。
『13階段』、『幽霊人命救助隊』と今までハズレなしの高野作品。
帯にあるように『13階段』をしのぐとまではいかないけど、あれよあれよと言う間に読み終わってしまった。
スピード感は抜群。
物語は丸一日なのだが、まーホントにたくさん人が殺される。
ドタバタの中で死ぬ必要ないやつまでどんどん殺される。
なのにそこまでシリアスな感じでもないから読みやすいのね。
なんだかんだで続きが気になって、結局1日で読んじゃいましたーって方、多いんじゃないでしょうかね。
高村薫の雑文集。
作家のエッセイなんか読むとなんだか親近感がわくものなのだが、高村先生の人を受け付けないストイックさは健在。
ただ敬服するのみ。
小説では女子供は全然描かない高村先生が子供について語ったり、家についてのこだわりなどを披露している。
最後の章で大阪と自身の作品について語っているのはファンにはとても興味深い。
ひとつ心残りなのは、4匹の猫と暮らしていながら猫については何も語ってくれなかったことである。
背表紙には犯罪小説とあるけど、ミステリーとはちと違う。
ヒューマンドラマでしょう。
奥田氏といえば伊良部シリーズなどコミカルなイメージがあるけど、これは笑いナシ。
笑えるくらい最悪な状態に転がり落ちていく3人の物語。
最悪すぎて、もはや爽快。
グングンぐんぐん堕ちていく。
…僕のこと?
まさかね。