- 輪違屋糸里 下/浅田 次郎
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以前に読んだときは時代背景やら何も知識がなかったもので、つっかかりながら読んだのものである。
すっかり新撰組に心奪われた今、再読してみた。
いやね、浅田次郎はやっぱりすごいよ。
2度目でも泣けた。
世の男すべては、女のやさしさを食ろうて生きている。ままごと遊びのたわむれのころから女という女がみな持ち合わせている母の情を、世の男どもはわが身の僥倖と信じて、甘えつつ生きている。
新撰組が名をあげた池田屋討入より前。
新撰組という立派な名前も無く、芹沢鴨が局長の壬生浪士組は京では「みぶろ」と呼ばれる恐怖の人斬り集団だった。
芹沢鴨暗殺の謎と、翻弄される女たちの目線から見た新撰組。
新撰組の闇も怖いが、女の勘はもっと怖い。
土方のイメージは『燃えよ剣』とは違う。
司馬ファンの方はどう思うんでしょうかね。