- 子供の名前が危ない (ベスト新書)/ベストセラーズ
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やばい。
面白すぎて届いたその日に速攻で読み終わった。
筆者は命名研究家という、仕事として成立するのかよくわからない仕事をしている人なのだけど、これまでに10万人以上の名付けの相談を受けているそうなので、一応信用はできそうな感じではある。
読めない名前や珍しい名前が珍しくない今日この頃。
筆者はそれを珍奇ネームと読んでいる。
ただ、「そんな変な名前はけしからん!」とかただ批判しているわけではない。
もちろんだからといって珍奇ネームを推奨しているわけではなくて、相談されたら考え直したほうがいいとか、アドバイスはしているらしいんだけど、奇抜な名前を付けたがる親は相談しにきたくせに大体言うことをきかなかったり、怒ったりするらしい。
なんかわかる気もする。
本書は親が子に付ける名前が社会情勢、世相を表していると分析した上で、昨今の珍奇ネームから映し出される社会や親の心の闇に迫っている。
名付けの参考になることも巻末に載っているけど、名付けの方法なんかよりも、とりあえず親になる前に読んでおいたほうがいいと思われる一冊です。
僕はもう手遅れだけど。
でも、親になってる人も読んだほうがいいと思う。