お餅を入れたのに、〆はおうどんで。
といいつつ、長男はご飯も。
長男のススメで、NETFLIXの「Take care of Maya」を観た。
もうボロボロ泣いてしまった。
だってあのおかーさん、まるでワタシ。
私も子供を守るために同じことしたと思う。
ご存じない方に内容を説明すると…。
9歳の時に、突然あらゆる痛みに襲われ、呼吸も苦しくなり、そのうち歩けなくなってしまったマヤとその家族のドキュメンタリー。
マヤのお母さんは看護師だったのですが、どこの病院に連れて行っても原因不明と言われたのだけど、やっとあるドクターにCRPS(複合性局所疼痛症候群)と診断してもらった。
ケタミンで緩和できると言われて投与するのだけど、マヤの症状はかなり進行していたので効果があまり出なかった。
それでケタミンを大量投与して人工的に5日間昏睡状態にする治療法があるけど、アメリカではやっておらずメキシコに行かなきゃいけないと言われ、マヤの両親はメキシコに。
それで劇的に改善。以降、毎日1000mgのケタミンを服用。
ところが1年後に再発して、ジョン・ホプキンス子供病院の救急へ駆け込んだのが悪夢の始まり。
病院はやっぱりCRPSだとわからず、看護師でもある母親は過去の経験からいろいろ指示を出すのだけど、それが高圧的な印象を与えた。
ケタミンという麻薬性の薬を大量投与していたこともあり、病院は親の医療的児童虐待と判断して親権を取り上げ、マヤはフロリダ州のケア下に入り入院したまま。母親は一切マヤに会えなくなった。
両親は弁護士を雇い、やっと審理まで持って行ったのだけど、頭から却下された。
その時に弁護士が、母親がマヤをハグしてもいいか、と裁判官に伺ったのだけど、それすら却下。
それで母親はプチンと糸が切れてしまったのだろうけど、自宅で首吊り自殺。自分がいるとマヤは家に帰れない、と思ったのもあると思う。
母親が死なないと娘が帰れないって…。
それでやっとマヤは帰宅。
その後、母親が発病当時からすべての出来事を記録し、録画し、電話の会話も録音していたおかげで、父親は病院相手に提訴するのだけど、病院は元上級裁判官を弁護チームに加えて対戦。そのせいで裁判にさえ持ち込めない日が続いた。
それを地元新聞が取り上げるや、自分も同じ目に遭ったという人が続々と現れた。
NETFLIXでは、最後まで裁判に持ち込むこともできないところで終わるのだけど…。
NETFLIXでストリーミングが始まったのが、去年6月。おそらくその影響で、9月にはやっと裁判が始まり、病院に2億6000万ドル以上の懲戒罰金が言い渡された。
この部分はYouTubeで。
病院は控訴するつもりらしいけど…。
観ていて病院に対して怒りまくり。
CRPSというのは、羽が肌に当たってもキリで刺されるような痛さだそうで、親ならなんとかしてやりたいと必死になるやん。
人工的昏睡状態治療の前は、可哀想に足も曲がって、腕も真っ直ぐに伸ばせない状態やったのを見てるから、きちんとCRPSの対応せなまたあの状態に逆戻りすると一刻を焦るのは当たり前。
ただ私やったら自殺はせえへんかったけど、マヤとマヤの弟カイルが不憫で、泣きまくった。
子供がそんな難病になるだけで天地がひっくり返る出来事やのに、病院に犯人扱いされて、会わせてももらわれへんで、ハグすらでけへん。
それと裁判とシステムの不公平さ。
私も悲しいかな我が身で体験してるので、とてもヒトゴトとは思えない。
NETFLIXで取り上げへんかったら、おそらく家族はあのまま悔しさだけを抱えて生きていかなアカンかったと思う。
せめて勝訴できてよかった。
勝訴後の取材でマヤが、
「母は正しかったとわかってもらったのが嬉しい」
と言ったのが印象的やった。
超オススメです。
#InThisTogether
#AloneTogether
#TakeCareOfMaya
ベガスから1時間の西部の大自然バレー・オブ・ファイア
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