トランプの「カンフル」発言に不安 | ラスベガス的リタイアの法則

ラスベガス的リタイアの法則

在米30年をハワイと南カリフォルニアで過ごしたのちに、ラスベガスで始めた引退生活。ところが主人が悪性脳腫瘍に。ラスベガス大好き♡なヨメが、愛する主人のために古巣カマリオへ。
主人が天国に行き、ラスベガスに戻って来ました。時に泣きながら、一生懸命生きてます。

Hi everyone!

お元気ですか?

現在の全米感染者数:237万3839人以上
全米死者数:12万1407人以上

どうも最近、冷蔵庫の冷え具合が悪いような気がする。ガーン

きっと温度が低いんだと思う。でも設定では目一杯になってるから、寿命かも。あせる

このコンドは家電が全部古いので、裁判が終わってから一式買い換えようと思ってたんですけどね…。

裁判が予想よりうんと長引いているのに加えて、コロナで裁判所は閉まったまま。
いつ再開するかも不明、という状態で…。

けど冷蔵庫はそれまで保ちそうにない…。えーん

もう一度救済金の支給があるようなので、それを見込んで買ってしまおうか思案中。

来月中か遅くとも8月には、上院で可決されると思う。で9月から10月にかけての支給かと。だって11月始めの大統領選前までには、有権者の手元に届くようにして点を稼ぎたいでしょ。

またひとりにつき1200ドルらしい。

来月末で切れる失業保険の上乗せ金も、週600ドルはなくなるだろうけど、週300ドルとか400ドルで合意するんちゃうか、という気がする。

コロナ収束どころかどんどん状況が悪化しているから、その影響で失業者も思うように減ってないし。

また先週、150万人が新たに失業保険を申請したんですよ。

このグラフは失業保険の受給者数ではなくて、新規申請者数。2000年から2020年頭までのコロナ前と比べたら、今がいかに多いかが一目瞭然。2008年の大恐慌の時でも、今に比べたらさざなみに見える。爆笑

これだけの人が失業してると何らかの上乗せがないと、そのうち住宅ローンの焦げ付きなどで市場は大変なことになると思うから。

株価も今は少し戻ったけれど、これもまたこれからは徐々に落ちる一方なんじゃ。
リーマンショックの時もそうだったけど、暴落した後には決まってリバウンドするでしょ。でその後で徐々に落ちていったし。

なんといってもコロナがほとんど制御不能になっているから、経済の回復は何年もかかると思う。

だって、全米はまだこんな状態。


奇しくも下図の左側、アリゾナとオクラホマでトランプは選挙ラリーをしましたが、フロリダでは共和党大会が開かれるという…。ガーン

どの州も、パンデミック始まって以来の最多感染者数を記録してますねん。ガーンガーン

テキサスも大変なことになっていて、州最大の都市ヒューストンでは医療危機の目前。


この期に及んで嘘のようですが、ICUベッドが97%の病床率!


ヒューストンは通常、世界最大級の医療センターと呼ばれているらしい。

さて。
トランプが議会の圧力に負ける形で、上院は中国の経済制裁案を通過しました。



再選に向けてトランプは中国に農産物を買って欲しかったから、ずっと据え置きしてたんですよね。

共和党のケビン・クレーマー議員は、自分が起草した制裁案やのに、トランプに頼まれて同案の通過を阻止。爆笑

ようやくホワイトハウスも拒否できない形の法案で、議会は満場一致で通過。

ただそれが実際に施行されるかどうかは不明。というのも、議会を通過してもトランプ政権が実施していない制裁案はいくつもあるらしい。
ウイグル族の弾圧に関する制裁案も、トランプは署名したものの署名時にわざわざ、

「これは勧告で、強制力はないから」

と付け加えるのを忘れなかったし。

先週トランプは取材に対して、中国との貿易問題を回復するために、最初はウイグル問題に対する制裁を却下したと答えました。

なんたってトランプの最優先問題は再選。中国に農産物を買ってもらうのは、トランプ支持者の票を失わないための最後の砦でしょ。
だからいくら議会が制裁案を通過しても、大統領選前にトランプがそれを実施する可能性は低いかも。

トランプは、一時コロナのことを「チャイナウイルス」と呼んでたんですよ。ここしばらく影を潜めていたと思ったら、また先日アリゾナのラリーで「カンフル」と呼んで笑いを取った。「カンフー」と「インフルエンザ」を合わせて作ったトランプの造語です。

私ね。それがすごく気になった。
なぜかというと…。

在米の方なら、アメリカ人に「チャイニーズ?」と聞かれた経験って、きっとあるよね。なんせ人口14億人の中国人。「チャイニーズ?」と聞いたら当たる確率は高いんし。爆笑

ほとんどの白人から見たら日本人も中国人もわからない。というより彼らには、中国人だろうが日本人だろうが韓国人だろうが関係ない。彼らから見たら、カンフーもテカンドーも空手も柔道も一緒。アジア系という枠に包まれた一派一絡げなわけです。

日本人から見たらイタリア人もアイルランド人もドイツ人も一緒なのと同じ。

でね。大統領が「カンフル」などとわざわざ造語を使って中国をワライモノにすると、アホの支持者はそれを真に受けてアジア系を見下す。マスク拒否派と同じです。

だから人種差別を増長するような大統領の心ない発言が、私はものすごく気になる。

トランプのせいで、全米でアジア系を罵倒するババアやジジイがきっと増えてると思う。

最近、Black Lives Matter運動のおかげで、人種差別ババアやジジイは皆んな撮影してSNSで公表するから、それなりの社会的な制裁は行われているのですが…。

ツイッターでは人種差別ババアのことを「Karen」と呼びます。爆笑
ジジイのことを「Kevin」と呼ぶこともあるけど、「Karen」ほどの認知度はない。

でね、キャレンが地下鉄でアジア系の若い女の子に唾をかける動画もあったし、日系企業の多いカリフォルニア州トーランスでも、

「どこから来たんか知らんけど、国に帰り!」

と若いアジア系の女の子に口汚なく罵るのもあった。

トーランスの日系スーパーには脅迫状まで届いたらしいし。

昨日の長男の分析じゃないけど、白人はアメリカ史上初めて「白人の特権」の地位を揺るがされているでしょ。
トランプが「カンフル」などと言って中国をワライモノにするのは、支持者に多い白人至上主義者の優越感をくすぐってアピールしたいからなんですよね。

アメリカで中国をワライモノにするのは、アジア系全員をワライモノにすることになる。

私は幸いなことにあからさまな人種差別は受けたことがないけど、一度だけそれに近いことがありました。

電話でノースカロライナのトラベルエージェントの見積りを取っていた時のこと。

その頃の私は売上も多かったし、顧客のウケも良かったから、気が緩んでいた部分はあると思う。

それは、久しぶりにライリー発のハワイへの見積り。当時は「ヴィルトゥオーソ」という高額商品向け担当で、おもにタヒチやクルーズの高額商品を取り扱っていたから、ハワイってんで手を抜いてしもたんですな。
ふとライリーのエアポートコードが出て来なくて、リストが手許にあるのだから確認すればよかったのに、気軽にエージェントに、

「ライリーのエアポートコードって何でしたっけ?」

と聞いたんですよ。すっと教えてくれたら「そやそや。ど忘れしてましたわ」で済んだ話を、そのオバハンは私に「RDU」と言ってから、横にいる人に、

「ライリーのエアポートコード知らんねんて!ヴィルトゥオーソやで!」

と言ってから、さらに、

「ほんで中国人やし」

日本人訛りと中国人訛りは全然違うけれど、オバハンにとったらアジア系訛りに変わりなかったんですね。

でもライリーのエアポートコードをど忘れしたんと中国人が、なんの関係がある?!

私はサッと顔から血の気がひいたと思う。

その後はプロに徹して見積りを出し、電話を終わる際の決まり文句、

「他にお手伝いできることはありませんか?」

と聞いて、

「お電話いただきありがとうございました」

と言ってから一寸も置かずに、

「それから私は日本人ですから」

と言って電話を切りました。

日本人と言った途端、オバハンがハッと息を飲み込むのが聞こえた。笑い泣き
人種差別やったことに気づいたんですよ。

以来ライリーのエアポートコード「RDU」は、絶対に忘れへんかった。というか今でも覚えてる。爆笑

普段でもこの手のババアはアジア系をバカにしてるのに、大統領ともあろう人が心ない差別的発言を何度も気軽に口にすると、その影響は計り知れない。

皆さんも、もしキャレンに出くわしたらビデオ撮影を。人種差別の強い味方です。爆笑
ツイッターで公開したら、きっと誰かがその人を特定してくれます。#Karenのハッシュタグをお忘れなく。
すると会社がソイツをクビにするか、中小企業のオーナーなら皆んなで広めてボイコットしてくれます。

若い子のリサーチ力は侮れない。
タチの悪いキャレンになると、何人もが「見つけた!」とフェイスブックなどのSNSプロフィールを公開。びっくり

今やどのアクティビストも「撮影して!」と言ってますから。

若い子のパワーにすがる今日この頃。爆笑
ホンマに心強いです。

#InThisTogether
#AloneTogether
#BlackLivesMatter

ひとりでもひとりぼっちじゃないから。
若い子たちが守ってくれるから。爆笑

今日も無事に過ごせたことに感謝して、明日も一緒に頑張りましょうね。

では、お元気で。

Have a nice day!

よかったら、ポチしていただけると嬉しいです。

人気ブログランキング