Hi everyone!
お元気ですか?
昨日のアカデミー賞には、なんだかたくさん意表を突かれました。
「パラサイト」が史上初英語ではない作品で作品賞を受賞。
私はポン・ジュノがサム・メンデスを抑えて監督賞を取っただけでびっくりしたから、作品賞でも本命の「1917」を抑えて受賞したことに、申し訳ないけどちょっとショックを受けました。
この2作品は2日で立て続けに観たけど、私の中でもダントツで「1917」が優勢だったから。
アカデミーはやっぱりリベラルなんだなー、としみじみ。
「パラサイト」が韓国映画ではなくて、反対にアメリカ人俳優による英語のアメリカ映画であったとしたら、それでも監督賞から作品賞まで取っただろうか、とふと思った。
字幕スーパーの付いた韓国映画だったから、よりアピールしたんじゃないか、という気がしないでもない。
アカデミーって結構、社会問題を提起したようなリベラルな作品を選ぶ傾向にあるし。
それ以外にも、私は全然知らなかったので、「フローズン」の歌に松たか子が出てきてまずビックリ。
メイクアップでは、日本人の辻一弘が2度目の受賞。
でもって、サプライズでエミネムが現れて「Lose Youeself」を歌った時はまたびっくり。
2003年に「8マイル」の主題歌で「Lose Yourself」が受賞した時は、もう覚えてもなかったけどエミネムは受賞式に出席しなかったらしい。本人によると、受賞の可能性なしと見て欠席したから、17年遅れで昨日歌ったのだとか。
この曲は私のランニングのプレイリストにも入っていて、特にモチベーションを上げてくれるのですが…。
エミネムも当時は怯えた狼の子供みたいな雰囲気だったのに、雰囲気から腹回りまですっかり貫禄が付いていて、17年の長さをひしひし。
あの当時は彼の歌もメッセージも賛否両論だったけど、昨日なんか最後はスタンディングオベーション。
月日の流れを感じずにはいられなかった。
で。
亡くなった人に敬意を表する「Memoriam」で、京マチ子が出てきてまたビックリ。
慌てて調べたら、彼女は1957年に「八月十五夜の茶屋」でゴールデングローブ賞にノミネートされたことがあったんですね。
それで思い出したんですよ。
黒澤明が亡くなった年の「Memoriam」で、世界のクロサワの画像が出た瞬間、会場は大喝采だったんです。
私はそれにすごく感動した。
でね。ふと思わずにはいられなかった。
黒澤が今の時代に生きていたら、間違いなくアカデミー賞の作品賞も監督賞も取れたのに、って。
まあ長年の功績に対する名誉賞は受賞してますが…。
考えたら母も韓流ドラマばかり観てるし、韓国映画には人を惹きつけるものがあるんでしょうね。
外国語の映画が作品賞を受賞して、英語圏以外の映画づくりに励む人のモチベーションになったのは間違いない。
私が感動して本命だった「1917」もイギリス映画だしね。ハリウッドもCG系の映画に偏らずに、初心に戻って心に染みる映画づくりに今一度立ち返る時期がきているのかもね。
それが証拠に、アカデミー賞でさえNETFLIXに押され気味だし。
もうひとつ意外だったのは、主演男優賞を受賞したホワキン・フィニックスのスピーチ。
とても良い役者だと思うけど、ゴールデングローブでもSAGの受賞式でも、まだひねくれ者の皮を破れないでいたのに、昨日のスピーチには感動しました。
特に最後に兄のエピソードを盛り込んだのにグッと来た。兄のリバー・フィニックスは、ホワキンよりもずっと先にスターになっていたのに、薬物の過剰摂取で23歳で急死したんです。
リバーが発作を起こして倒れたのはロサンゼルスのクラブの外で、この時に911に電話したのがホワキンだったんですよね。
あとブラッド・ピットの受賞も嬉しかったです。
ブラッドももう56歳。そろそろ賞を取らせて欲しかったから、オバハンは胸を撫で下ろしました。
さて今日はジムの日。
走ってなかったら、どうやってこのストレスを乗り越えていたんだろうと思う。
でもって。
すべてのカタがついてストレスが減っても、まだ走る続けられるだろうか、とふと思ってしまった。
だって、毎回愉しんで走ってるわけじゃないから。
とりあえずは、毎日をできるだけ幸せに暮らせるように頑張ろう。
では、お元気で。
Have a nice day!
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