過ちて改めざる。これを過ちという。 | 府中に通うプロ馬券師の日記

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人間の世界も馬の世界も

強いものは勝ち弱いものは負けるのです。

しかし強いものがいつも金を稼ぐわけではありません。

自分の弱さを知っている人間は実に強いのです。

馬の場合、自分で認識しているかどうか別にして

馬主や厩舎が馬の弱さを認識していれば

そこそこ稼げます。




本来の競馬は

鶏の世界にも似ています。

優秀な卵を産むメスとオスの掛け合わせ。

牛も豚もそうなのでしょう。

優秀な雄がもっとも大事で、

2番目には優秀なメスが必要です。

さらに言うと優秀なメスは

競馬で勝つことが最重要ではないが、

優秀な雄は勝つことがとっても重要なのです。

優秀なメスとは誰のムスメか?ということです。

そしてどんな掛け合わせをするとどうなるのか?




これを延々と繰り返すとどうなるか

わからないことをやりたいのが人間の性です。

この人工的な進化?のために

考案されたのが競馬であって、

優秀な血を残すためにやっているのが競馬なのです。

そこにさらに、様々な番組を創り

レースが行われてきました。




現在の日本の競馬において

一番の問題はクラスわけです。

1000万は勝ちあがれるけれど

オープンでは賞金が稼げない。

強いんだけど走るレースがない。



皆さんわかってみている方もいらっしゃるでしょうが、

500万のレースをみるときに

この馬はオープンで通用するかどうか?

ここに焦点を絞ってみてもらいたいと思います。

オープンでは通用しないけど1000万にいれば

賞金が稼げる。

準オープンに行ってしまえば

きっと、維持費のほうが高くなる。



こんな馬はいざとなったら

どんなに強くとも決して勝たないんです。

私は若いころそんなことも知らず

ずいぶんと損をしました。

「あの騎手何だわざと負けやがった。」

といったところでどうにもなりません。



競馬を始めて間もない方は

お金をかけるのは重賞競走だけと

決めるのが賢い方法だと思います。

何年も観ているとそのうち馬を

見る目が養われます。

オープンで通用する馬と

準オープンに仕方なしに上がってしまった馬。



こんなことをしなくて済む競馬会にした方が

日本の競馬にとってはいいと思うんですけどね。

バブルの爪痕によってヘンなシステムを

導入したことは多くの人が知っていると思います。

スリルにかけたレースは観ていて面白くありません。

グレードレースの抜本的改革が必要だと思います。