大昔のノミヤとノミヤ殺しのおはなし | 府中に通うプロ馬券師の日記

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これは、人から聞いた話であって

本当かどうかは知りません。

まだ枠連しか発売していなかった

時のお話です。

むかしはノミヤが沢山ありました。




チンピラの仕事は競馬のノミヤが

定番だったころのお話です。

ある素人ノミヤと知り合ったKさんは

初めから負け続けでした。

半分適当に堅いのに突っ込んでみたり。

大穴に突っ込んでみたり。




このノミヤにとっては上客で

そのうち一緒に競馬場に行くようになります。

勝ったり負けたりを繰り返すのですが、

どうしても負けが多い。

このKさんがノミヤに言うには

単勝の堅い馬券を買うのに、

窓口で買うとオッズが下がるとか。




そのうち福島まで一緒に

競馬旅行をする仲になります。

当時のローカルは

本当にちょっと大口で単勝を買えば

たちどころにオッズが下がったそうです。

当時、百万持って競馬に行ったというから

それはそれはノミヤにとっては

おいしい客だったのでしょう。




何せノミヤというのは

客が勝とうが負けようが

儲かるようになっているんですから。

ノミヤはKさんさえ捕まえとけば

一生食うには困らないと思っていたかもしれません。



ある日、Kさんに誘われたノミヤは

一緒に中山競馬場に行きます。

その日のKさんの負けっぷりは半端ではなく

ノミヤの懐には60万のKさんの負け金が

入っていました。



通常ノミヤは購入金額の5%ほど

バックしていましたから

実際には70万近く負けていたそうです。

9レースが終わっておけらになった

Kさんは信用買いでノミヤが受けるというのも聞かず、

気分が悪いから帰るといいました。



京葉道路のラーメン屋で

ノミヤに飯を食わせてもらって

錦糸町のウインズの前あたりまで来た時

ずっと新聞を観ていたKさんは言いました。

「明日必ず払うから12レースをうけろ!」

「2-3 1点で200万だ。」

レースが終わって、20分ほどたっていましたが

ノミヤはずっとKさんと一緒にいました。




ノミヤは笑い出しそうになるのをこらえていました。

どう見ても枠連で80倍以上はつきそうな

枠連だったからです。

「よしのった!」

ふたりは錦糸町ウインズへ。



そこで、ノミヤが見たものは

12レースの驚くべき結果でした。

枠連2-3  9870円

1億9740万円!

Kさんは大喜びし集金の段取りに

ノミヤの家まで行ったということでした。



実はこの話、私の知り合いのKさんの

お父さんのお話です。

はなから

このノミヤをはめる目的で近づき、

ちょうどいい頃合いをみて

はめる。



錦糸町ウインズの手前には

Kさんの仲間2人が

赤い服と黒い服を着て

待っていたんだそうです。

いったいどっちが悪いのか、

なんとも笑えるお話です。