次男しょぱんのVBAC出産記録 | 育ママカフェ:2度目の育休を満喫しているママの生活@大阪→東京

育ママカフェ:2度目の育休を満喫しているママの生活@大阪→東京

2013年大阪にて長男出産・育休①→2014年秋復帰→2015年妊娠・育休②・東京移住→2016年東京にて次男出産→2017年育休中にママ向け留学カウンセラーに転身(今ココ)
大阪時代に「育ママカフェ」をやっていた管理人まゆと長男うーたんと次男しょぱんと夫の日々の記録です。

すでに9ヶ月経っていますが。。。

 

2016年1月初旬に

次男のしょぱん(長男はうーたん、次男出産当時は2歳5ヶ月)を出産したときの記録です。

ご注意、長いです。そして一部グロい。。。かな?

 

青字は、後からの冷静な突っ込み。

 

次男しょーたんの妊娠中、

早く産まれてほしくてマタニティビクスで元気に跳ねて、
たくさん歩き(目標1万歩/日)、

床拭きも(たまに)した。
前駆陣痛のたびに出産シミュレーション
何もなくても、気が向いたらいい陣痛をシミュレーション

 

なにしろ、今回の出産の目標はVBAC。

第一子は帝王切開でした。

帝王切開後の経膣分娩にチャレンジすることをVBAC、

成功すればTOLACという名称になります。雑学。

VBACにはリスクが伴うので、「超・安産」を心がけていました。

 

ちなみにVBAC出産をできる病院・妊婦さんは限られています。

それはなぜか、知りたいかたは独自に調べてください。

わたしは大事な家族と体と相談して決めました。

わたしが参考にした情報源もいずれ公開しようかなと。

 

 

 

さて出産の前日、

マタニティビクスではいつもより多めに跳ね。

おしるしのようなうっすらピンクいおりものがあり。

 

翌2時 前駆陣痛で目が覚める
これまでよりはっきりしてるし、間隔も狭く、途切れない


今回の妊娠では前駆陣痛に慣れているので布団のなかでうとうと
強く張って目が覚めるたびに時間を確認


4時 まだつづいてるなーでも前もこんなことあったし、布団からソファに移動してもう少し様子見よう
そして頭の中で病院にいく流れをシミュレーション

 

5時半 まだ続いてる…充分寝たし、もう起きてこの波に乗ろう

 

(以前病院で、夜中に始まったときは寝るのと動くのをどちらを優先したらよいか聞いておいてよかった。寝るのを優先すべきとのこと。でも陣痛はリラックスしている夜中に始まることが多いらしいから、体力温存の意味でも普段から早寝は重要)


6時 わたしが起きたのに呼応してみんな起きる

わたしは着替えたり、うーたんの保育園の荷物の用意をしたり
夫が朝ごはん(鮭おにぎりと海苔)を作ってくれる
香りがすごくよかった ←出産前で、感覚が敏感になっていたのかな
保育園や会社の段取りを相談したりしながらで気が紛れた

 

まだ6時台だけど、病院に電話
まだ早い気もしつつ不安

もし心配だったら来てくださいと言われる


8時すぎ、

このままでは会社に行けないよ!とりあえず診察行ってくれ!という夫

まだ、様子を見たい私。

あいかわらず、不規則だが数分間隔で続いている陣痛(?)

 

夫がタクシーを呼んでくれた

割とすぐに迎えのインターホンが鳴った
あせる夫、あせる運転手。

のんびり忘れ物をとりに戻ったり、えーっと、と動きを止める私 ←なんだかんだまだ余裕

 

うーたんはタクシーに乗れるから素直に従ってた(乗り物大好き)

あっというまに病院に到着(電車でも家から一駅の病院)


うーたんを保育園に送ったあとに

夫に荷物を持ってきてほしかったけど
気持ちを汲んでもらえなかったか、ほかに意図があったのか、
私が持っていかされてしまった。。。

 

陣痛がきてる妊婦が荷物を転がせる時点でまだ早い。。。とすでに早まった感
これで追い返されたら恥ずかしいと思いつつ受付へ。。。

 

外来開始直前なので先生はいるけど入院フロアで診察

 

案の定、まだ子宮口は開いてない
NSTをつけたら、陣痛がさらに遠のいてしまった
おーいおい、ここまで来たのにどこへ行く~


9時すぎ 夫登場
経過を伝える

助産師さんは、荷物を置いていっていいから外出してくるようにと。
おいしいものを食べてこればって。

 

折りしもその日はひまし油(下剤)を飲んで陣痛を呼ぶ予定だった日。

結局飲むことになりそうだし(めっちゃ効くとの前評判)、

規則的におなかが張りながらでは

おいしいご飯に集中できないだろうからもったいないと思う

 

夫は会社になんて言おうか、迷っている(私が彼の立会いを希望)
結局、二人で家に帰ることにした
隣駅なので歩こうかとも思ったけど、

途中で動けなくなったら怖いので電車にした。


帰りのスーパーで、ひまし油のお供に飲むヨーグルトと普通のヨーグルトを購入。
(テクスチャが似てるから一緒に流し込めるかなと思って)

 

10時前 家に着いて、夫と二人きり。
まだ不定期にお腹が張る。

 

夫はまだ会社にどういうか迷っている。

一方わたしは闘争心が沸いて、陣痛を進めるために家中の雑巾がけをはじめる。


足の三陰交に太陽灸(煙の出ないお灸)を貼る ←これ貼ったはいいけど、肝心のシール剥がしてなかったから意味なかった笑
産後の息抜き用に貯めていた宅配チラシの整理をする ←なぜこのタイミング?

 

10時半ごろ? ひまし油を流し込んだ。
飲むヨーグルトは正解だった。


ネット情報では30分から2時間でひまし油の効果が出てくると。
待っている間にテレビを見ながら踏み台昇降。
続けれられないくらいお腹が強く張ると、呼吸の練習。

 

痛みが登り基調のときは「(子宮口よ)ひらけ~」
ピークが過ぎたときは「(お腹の子に酸素が)届け~」
と唱えながら腹式呼吸。

 

お腹がぐるぐるしてくる。
トイレにいったり、出したり、うなったり ←下痢痛なのか、陣痛なのか、わからなかったけど痛い

トイレから出ても踏み台昇降。


踏み台昇降にも疲れて(飽きて)きたので、
夫に毛布を敷いてもらって四つんばいになったり。

 

ひまし油の効果なのか、本格的な陣痛になってきましたよ。

 

12時過ぎ

昼食はインスタントコーンスープとクラッカーを用意してくれた。
食べやすくてちょうどよかった


その間も来たきた。。。とテーブルを離れて四つんばい。


次第に声を出さなきゃやってられないように。

 

そろそろ夫が見てられないようになってきたらしく
また病院にいったらと勧めてくる

 

私からすると、これくらいの痛みは、前回経験したレベル。
経過時間も勘案してまだ序の口でしょと。

(前回のお産は30時間かかりました)


子宮口もまだまだだろうから、夕方くらいまで様子見ようよと
すでに声を出して耐えているのに、のんびり夜出産のイメージでいました。

 

でも今日中には産みたいな~、とぼんやり。

簡単な昼食を食べ終えてから、トイレにもいきつつ(ひまし油、笑)、
ちょっと横になる


寝るとしたらいましかないと。

でも三十分もたたないうちに、間隔が短く、痛みも強く。
もっと寝ようとおもったけど、もう無理。

 

13時前
起き上がる。
また波がくる。
声が出る。


毛布のうえでのた打ち回るわたしに、

病院に電話するように夫が薦める。

 

病院はこんどは昼休み中。

電話したら、受付のひとに待たされる。
手が空いている助産師さんを探しているらしい


すごい待たされる、なんども陣痛がくる
もう電話を持っていられないので待ち時間だけでも、と夫に代わってもらう
助産師さんが出たらしい。夫が簡単に説明する。

 

電話がわたしに代わる。
陣痛中は呼吸をリードしてもらいながら、なんとか会話する。
そして病院にいくことに。

さすがにわたしもこのまま家にいるのがなんだか不安になって素直に行くことにした。

 

夫がまたタクシーを呼んでくれた。
朝とは違い、今回出るときは夫がゆっくり。

わたしは波の合間に動きたいから、早く~とあせる。


タクシーに乗ると波がきた
もたれて座れない。
席の端に姿勢よく座っているから、運転士さんの耳元近くでうなる。。。笑


明らかに慌てる運転士さん。
どんなにがんばっても信号で止まる。
止まるたびにくる陣痛。


病院前到着。エレベーターのなかでまた波が。(受付はビルの4階)
なんとかエレベーターを降りて、受付へ。


外来待合で陣痛に耐えるのはつらい、恥ずかしいと頭をよぎったけど
ちょうど昼休みで誰もいなくてほっとする


こんなに辛いのに受付に採尿を言われ、
ひとりで心細くトイレに入った
家でいったばかりで結局出ず、
ひとりで寂しく陣痛の波と戦っただけ(笑)でむなしく終了

 

つぎに内診台
もっと脱ぎやすい服に着替えておけばよかったとここで後悔 ←次回への教訓①

冷え予防のズボンとタイツの二重履きがここで仇になる(笑)

 

でも見てもらうと5cm!この知らせは嬉しかった!!!
もう半分!?って勇気が出た

だって前回の半分以下の時間でここまで来れた!

ここから先は未知の領域、進めれば進めるだけ前回よりも希望が持てる。


しかし台から降りるのも着替えももう辛い
タイツを省いて、ズボンだけ履く


よろよろとエレベーターで入院フロアへ移動

病室で入院着に着替える

(この病院では出産するときの服も入院服も自分で用意)


出しやすいようにかばんの一番上にいれてたけど
出してくれる夫の動きが、もう遅く見えてしょうがない
奪うように取り上げて(笑)波の合間に着替える

もう波ごとに体力が消耗していくというか、

HPがどんどんなくなっていくから!と説明したいが口を動かす暇がない!


家でパンツも産褥用に履き替えておけばよかったと後悔 ←次回への教訓②
その後内診や処置のたびに腰を上げるのも一苦労

 

ベッドのうえで横になったり、四つんばいになったり、

要するにのた打ち回っていたわけだけど(笑)、

血圧を図るためにベッドに腰かけ、

テーブルにひじをついた姿勢が意外に痛み逃しによかった


それからはテーブルにつかまり背筋を伸ばしてうなる
助産師さんがテーブルの下に入り込みモニターを当てたり触診をしたりして赤ちゃんの様子を観察する(やりづらそうでごめんね、でももはやどうしようもなかった)

 

夫に力いっぱい励ますようにお願いする
陣痛がくるたびに「上手だよ、すごいね、がんばってるよ、えらい」と言ってもらう
なぜかどれくらい心がこもってるかが結構大事だった

 

どこかのタイミングで腰を叩いてもらっていた
でも姿勢が変わったからかやめた

 

だんだん、自然にいきんでしまうように。
陣痛のピーク時に出る声(息を吐きながら)の最後に「うんっ」とどうしても入ってしまう
自然すぎて、コントロールできなくて不思議と可笑しかった

 

でもまだ子宮口が全開じゃないし、

子宮に不要な負荷をかけたくなかったので、どうしていいか助産師さんに聞く
「それくらいなら大丈夫」とよく根拠のわからない返事だったけど、
とりあえず納得して自然に任せた

 

もう開け~届け~の言葉の魔法が効かなくなってきて
陣痛についていくので精一杯

いつだったかその日三度目の内診

 

一度落ち着いた姿勢を変えて

横になるのが辛い~でも
8cm!といわれ
えええもう!?とんとん拍子で嬉しい

 

するとヌルルル~となにかが出てくる感触←もちろんオマタに笑
「破水したかも!?」と訴えると
助産師さんが確認。「破水ではないね」
答えはなかったけどおそらく出血←前回破水から始まって精神的に辛かったので、今回はなるべく破水を遅らせたかった

 

でもそこから分娩室に移動しなければいけない

(LDRがある病院でしたが、VBACは不測の事態にそなえて分娩室)
弱音を吐く 

動けるわけがない
助産師さんは天使の顔をした鬼のように「いまのうちに!」と脅す励ます


痛みのピークを過ぎた瞬間に絶妙に声をかけてくれるんだけど、
確かにそのタイミングしかないのはわかるんだけど、
ピークを過ぎても痛いのは痛いのですぐに動き出せない
でも完全に痛みが過ぎるのを待っていては、そのあとの波までの時間が足りない

だからがんばって動く


向かいの分娩室に到着 ←その距離10m、笑
自力で分娩台に登る
横向きに転がる ← 一瞬でも早く脱力したい

 

助産師さんは忙しそうに準備を続ける
いろんなシートを敷いたり器具を出したりの音がする
モニターも手で当ててくれている

(前回はおなかに固定していたので、動きにくくて辛かったのでバースプランに書いといた)


このときは助産師さんが二人

 

ちなみに、家を出てから実はずっとマスク着用。
呼吸が激しくなるとのどが渇く。
病院は乾燥してるからなおさら。
のどが渇くと水がほしくなる。
気が散るし、トイレも近くなるから、のど渇き予防。
の反面、お腹に届く酸素も少なくなるのかしら、いまさらだけど。

←前回が長期戦で少しでも体力を温存したかったからこのような措置をとりました。これが正しいかはわかりません。適度に水分は取ってね。

 

夫は相変わらず褒めてくれている
わたしは分娩台のバーにつかまって、

波がくるたびに相変わらずお腹のなかにドシンとやってくる自然のいきみをやり過ごす


しかし痛みが去っても去ってもまた来ることに、いい加減嫌気がさす ←嫌気って笑
もうちょっと休ませて~って泣く
また来たきた~ってアナウンスする

 

もうすぐ次男に会えるのはわかっていても、

その近いはずの未来と、苦しい現在がつながっている実感がまったく沸かない。

 

助産師さんに仰向けになるように言われる

(その病院のVBACの基本姿勢は仰向け)

また新しい姿勢を取るのが辛い
でも、いよいよだ、と気合を入れる


両手を頭上のバーに押し当てて、足も置き場に据えて
重量挙げのような姿勢でふんばるように指示される
たしかに安定して力の逃げ場があってよい

 

いきんでいいよと言われる
やっと力の出し場がもらえたといわんばかりに
大きいうんち(失礼!笑)を身体の芯から捻り出すようにして
陣痛がくるたびに、2回ずつくらいいきむ

 

合間に助産師さんがおまたを拭いているのか、なにかを塗っているのかのような感触
ひまし油の効果がまだ続いていて、うんちを拭いてくれているのかもしれない←これはすごくすごく気になったけど、結局恥ずかしくて後にも聞けなかった笑

 

徐々におまたが熱く痛くなってくる
あとどれくらい?
どこまで伸びてるの?

陣痛も痛いけど、おまたの状態が結構気になる

熱くて痛い、あとどれくらい伸びるの!? ←笑


助産師さんが「もう見えてるよ」っていってくれるけど、どういう状態?
見たいような見たくないような。
てか、あとどれくらいなの?

進捗率教えて!?

早く終わってほしいけど、裂けるのもやだし、
でもゆっくり、じんわり、とか望んでる余裕もなく。

 

すると助産師さんが、
胎児の心拍が低下してきてるから切開して出そうといってくれた
お腹じゃなくておシモね
前から、高リスクなのでそういう事態もあると説明を受けていたので納得して了承。

早速お医者さんに切ってもらい、しばらくしてわが子がドゥルンと出てきてくれました。

 

午後2時22分。

予兆があってから12時間。

前駆陣痛から本陣痛に変わってから約4時間。

2回目に病院に来てから2時間弱くらいでしょうか。

 

「助かった。。。」がわたしの最初のひとこと
無事生まれてきてくれた。


手術にならないように頑張ってくれた体と赤ちゃん。
そして無事産まれてくれたおかげで、わたしは陣痛からも救われた。


あーありがとう

 

病院についてから2時間で生まれてきてくれた。
前回と比べても展開の圧倒的な速さに、夫もわたしも驚き。

 

しかし、その後の処置が面倒だった
胎盤摘出、傷の縫合、導尿。。。

 

お腹の痛みがなくなったぶん、不快さが前面に出てたね
傷の縫合のときは、お尻の力が抜けなくて、何度も注意された(笑)

 

処置の間はずっと赤ちゃんを抱っこしながら、夫と興奮気味におしゃべり
これは帝王切開のときにはできなかった


夫と感想を述べ合ったり、写真を撮ったり、上半身より上は和やかな時間(笑)

 

出血が多かったらしい
すごく冷えたので、布団をかけてもらった

 

分娩台のうえで初乳を含ませることもできた
満足感

 

2時間ほど分娩台のうえで休憩
助産師さんが今後の流れについてとか説明してくれるけど、
疲れてハイな頭でどこまで理解できたか。


でも30時間の陣痛からの緊急帝王切開の後よりはクリアな状態だったのは確か。

 

下から産めた達成感、興奮。
思ったよりも早く子どもに会えた喜び。

 

夫が家でも病院でもずっと付いてくれていてほんとによかった。
おかげで自分の身体の状態、お産の進捗にフォーカスすることができた

うーたんがいたら気が散っただろうな


夫が、各方面に出産の連絡してくれた
ほんと大活躍

 

その後、分娩室から病室に移動し、
夫はうーたんを迎えに保育園へ。
途中で家に忘れ物の眼鏡(でも実際は予備をいれていたという。。。)とうーたんの夕食を調達し、あとから合流した義母と一緒に面会へ。

この日から義母は我が家に数週間泊まり込みでうーたんの面倒と家事一切を見てくれました。ほんとに感謝。

 

産後、

ふらふらしながらもその日のうちに自分でトイレにいける←帝王切開のあとは一日寝たきり&導尿、発熱、点滴あって寝返りうてなかった
でもトイレに座っても、最初はどうやって出すのかを忘れたよう。
傷の手当もしながらゆっくりトイレする
ひまし油の効果か、産んだその日から下痢、笑←よく産後は便秘なる人いる

 

初日から母子同室
疲れるけど嬉しい
うーたんを思い出しながらお世話する


入院中はひとりでもう慣れなくて寂しかったけど
自分と赤ちゃんの世話に専念できてほっこり

上げ膳据え膳最高

でも家メシも恋しくなる

 

面会は毎日来てもらい

うーたんがくると、赤ちゃんとのサイズギャップに心底驚く

うーたんがお兄ちゃんに見える←10ヶ月後の今からみるとまだまだ赤ちゃん

 

このときはまだうーたんも授乳中だったんだよな~

入院中は夫と義母に安心してまかせっきり。

 

そして5日後には無事、退院したのでした。

久々の家メシはリクエストの豚汁。

久々の布団、家の空気、雑音。

新しい生活が始まりました。