娘にとって待ちに待った、大好きな萌音ちゃんのライブ。


去年の夏、名古屋の御園座であった千と千尋の神隠し公演は萌音ちゃんがコロナになって中止。






その翌月の岡山でのライブは娘がコロナになって行けず。






前回から2年ぶりの萌音ちゃんとのご対面でした。



なんと、よ、よ、四階席の後ろから二列目。

つまりほんとに正真正銘、後ろから二列目なんす!!




とおーーーい笑




前回は一階席の実質二列目だったので、真逆。








でも真ん中正面だったので、萌音ちゃんのつむじは存分に拝ませて頂きましたw








ただ四階でもこのフェニーチェ堺、多分音響が素晴らしいとみえ、すごーーーく音が良かった。







この3日後にMrs.Green Appleのホワイトラウンジも行われ、大阪中心部から少し離れているものの、こちらの会場、沢山のアーティストに使われているよう。











バンドの音源も立体的に柔らかく


萌音ちゃんの繊細で柔らかい歌声を包む。




4階の端の端だった私たちにも



まっすぐ届いた。



それはこのホールがとっても萌音ちゃんの歌声を届けるのに最適だったんじゃないかな。





ハコの音響の良し悪しというのを

こんなにも実感した場所はないわ。



















舞台で活躍されている女優さんだけあって、その表現力は的確かつ繊細。









声量もパワフルで、一番後ろから2番目の私が咽び泣いたほどでした。




なんでもないや


隣の人がドン引きするくらい泣いた😭







萌音ちゃんってね、興味ない方はご存知ないかもしれないですが、わりとSNSで叩かれてるんですよ。




華がないとか、地味だとか。




で、ご本人も、その声を拾ってしまうタイプで。



何言われても平気のヘイで

図太くて強かなザ女優とは真逆なタイプなんですよね。






もう外見からそれがわかりますが




本当に普通のいいところのお嬢さん。

まっすぐ純粋に、ご両親の愛情をたくさん受けて育った、思慮深く優しい女性。





だから正直芸能界で揉まれて、あの純潔さを保ち続けるのが奇跡だなぁと私は感じる。





まさに泥の中に咲く蓮の花のよう。






曲の合間にあるMC。




読書家の萌音ちゃんが紡ぎ出す言葉は


知性を感じさせ、





どんな人にも思いやりを持った

でも上っ面じゃない、心からの言葉だった。












ライブの後半に

萌音ちゃんが



「ここ最近自分の心のバランスをなかなか取ることが出来なかったんです。



いろんな人の声を聞くたびに自信がなくなったり、これでいいのかなと思ったり。





でも悩んで苦しんだ後に






ふと今まで聴いてた曲を耳にして



今までもは全く違う視点で受け止められるようになったりして。






苦しんだり悩んだりしたことは



かけがえのない経験となって




自分自身の深みとなるんだ。




それが表現の一つにもなるんだ。



感性を育むことになるんだ。



悩んだりすることも悪い事ばっかりじゃないな。



って思うんです。」



ってお話してた。







萌音ちゃんの歌声は素晴らしい人間性の下支えあってのものです。ほんとに。












この前ブログで、

星野源の光の跡を聞いて、オイオイ泣いたと書いたのだけど






源さんはこの曲を金沢に旅行した時に作ったと知った。








源さんは鈴木大拙館という仏教哲学者の鈴木大拙さんという方の記念館に行って

その考え方がすごくヒントになったそう。






この鈴木さんの

名言のひとつに




悲しみのパンを口にすることなくしては

あなたは真実の人生を味わうことはできない





というものがあるのだけど







その言葉は



悩んだり苦しんだりした先に

感性や人間性の深みが増す


って萌音ちゃんが話してたのと

同じことなんだと思った。








年明けからなんだか悲しいことに

心が追いつかない時があるのだけど





この鈴木さんの言葉や

萌音ちゃんの言葉や

源さんの歌詞にほんの少し自分が救われる気がしている。











       次の日の通天閣











初めてきたけど、風情がある。





  串かつをてんぐで食べました。




衣がふわふわでサクサクで美味しかったー。

ちゃーんと2度付け禁止のソースをタプっと付けるスタイルでした!