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冬のない島 小笠原諸島父島へ 19 小笠原再生プロジェクト1
このプロジェクトを説明してくれる
スタッフの矢田部さんは このプロジェクトのために島に来た20代の男性です。
ここにはヤギだけではなく、ネズミの被害もあり、
植物に悪くない 最低限の弱い薬を使うそうです。
なにもこの島の生態系や サイクルを知らない立場からしたら
全てのものが、自然でどれが固有種か、
どれが外来種かもわからず
ひっくるめてただ自然豊かな所ですが・・・
この沢が 今蘇らせようとしている場所です。
それだけではなく、 海軍の目印があったりします。
飲み水を貯めていた ビンがたくさんあります。
古いものだから 文字が右から表記です。
さっきの海軍の目印は
コンクリートをここまで運び ここで作られていたようで
運んできた材料がそのまま
これが外来種のアカギという木
この木を1本切るだけで
これだけ空が開け、 固有種の成長をどれだけ邪魔していたかわかる程
そして、 このアカギが強く
切ってもまたもう伸びてきています。
アカギは表面がびっくりするほど 着火剤のように軽く
手でとれる程でした。
そういう目的で、 だれかがここに植えてしまった
こうやって、 強いアカギがドンドン成長して、 増えて
もとからある木が衰退し、 減ってしまう
外来種で生態系が狂うことは
あまりに普段の生活のなかでは 現実味がなくて
実際こうやって話を聞いて、 見て
やはりニュースやドキュメンタリーで見ている生態系の話とは
全く違う感覚になります。
切った木からは きくらげが
さるのこしかけ
様子がおかしい木が
こう根元からわかれているのは
誰かしらが 木を1度切った証拠で
開拓しようとした痕跡なんだそうです。
風除けになるとこには ヤドカリがいたりするそうです。
今日はいませんでした。
たくさん落ちている モモタマナの実
オガサワラコウモリが 周りだけ食べて
オガサワラコウモリ同士が取り合いになったりすると
それを持って逃げたりするから 種を運ぶことに。