明太子が好きで、明太子パスタがあるといろんなお店で頼んでしまう。
若い頃は生クリームたっぷりの水分量の少ないコッテリとした明太子クリームパスタをよく食べていたけれど、今辿り着いて私のイチバンになっているのが、栃木県鹿沼市にあるカジュアルフレンチのお店「アラボンヌママン」さんの「明太子のクリームスパゲッティ」
生クリームは少なめでコクのあるパスタスープをたっぷり使った幸せピンク色のスパゲッティ。
美しい。
食べ方はもうすでに儀式化している(勝手に)
イタリアではパスタを食べるときにスプーンを使うのは子供で、いい大人はフォークだけで食べると聞いたことがあるけれど、アラボンヌママンさんの明太子のクリームスパゲッティはスプーン無くしてはその美味しさを100%堪能できない(断言!)
まず初めに左手に持ったスプーンでパスタスープを一口味わう。
コクがあるけれど、ちょっぴりだけレモンのような酸味(レモンは使っていないらしい?)でさっぱりしているので、いくらでも飲めるけど、ここは一口で我慢。
右手に持ったフォークでパスタを絡め取り、スプーンの上でまとめ上げ、それを一旦宙に浮かせたら、スプーンにスープをもう一度掬い上げ、もう一度一口大にまとまったパスタをスプーンの中のピンクオーシャンにダイブ!(こことても重要!)
しっかりパスタスープと一緒に麺を口に運ぶのだ。
ああ、幸せ。
時折鼻を抜ける大葉の香りがいいアクセント。
最高だ。
普通に食べ進めてゆくと、途中途中でパスタスープを飲んだとしてもたくさん残る。
ここにサイドに提供されるバゲットを浸すのもありだし、噂ではライスをダイブする強者もいるらしい。それを許してくれるフランクさがアラボンヌママンさん。
私個人的には、ひたすらスプーンで最後まで残さずパスタスープを堪能するのがおすすめ。
それくらいスープだけでも美味しい。
この日は季節限定の桜のクリームソーダがあり、桜祭りみたいになってしまった。
なんだかピンク色を見ていると幸せな気持ちになるし、自分もちょっと可愛くなれるような気がするから不思議。春だなぁ。
私のイチバン、明太子のクリームスパゲッティはアラボンヌママンさんで一日限定2食。
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