腐りゆく日本というシステム | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

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■腐りゆく日本というシステム

☆2024年4月29日発行
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こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


今回は

ジョンズ・ホプキンズ大学政治学部教授の

リチャード・カッツ先生が書かれた

戦後の日本経済史の本を紹介させていただきます。


「腐りゆく日本というシステム」

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■本文
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私は将来の日本経済が心配で

経済学の本を読んだりしました。


「エーベル/バーナンキ マクロ経済学」

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また日本政府は国債を大量に発行していますが

金利上昇による日本政府の破綻を心配して

調べ物をしたりもしました。


「政府の国債の利払いは大丈夫?」

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その他もいろいろな本を読んだのですが

戦後の日本経済は高度経済成長を遂げたのに

バブル崩壊後は経済が停滞した理由としては

以下の3つが挙げられているのが常でした。


1 政治家が悪い。

2 官僚が悪い。

3 日本銀行が悪い。


しかし今回ご紹介する

「腐りゆく日本というシステム」

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では

上記の1~3に加えて

4 民間企業が悪い。

について

証拠と実例を挙げながら

1~4の兼ね合いについて実によく説明されていて

目から鱗が落ちました。


例えば民間企業は談合(カルテル)を行い

「この商品の価格は〇円」と決めて

商品の価格を高く保ちます。


しかしある企業が

同じ商品を輸入すれば

その半額で販売できる事に気が付きます。


ところがこのような輸入卸業者は

国内の民間企業から「村八分」にされるだけでなく

その商品を運んだ運送会社や

その商品を扱った販売店も

国内の民間企業から「村八分」にされ

商品を運ばせてもらえなくなったり

商品を卸してもらえなくなると書かれていました。


このような事が日常的に行われ

公正取引委員会に訴えても

「法律違反の証拠を見つける事はできなかった。」

という回答だったと書かれていました。


本ではこの具体的な企業名も書かれているのですが

要するにこの本では

バブルが崩壊した後に経済が停滞した理由として

以下の4つを挙げているのでした。


1 政治家が悪い。

2 官僚が悪い。

3 日本銀行が悪い。

4 民間企業が悪い。


日本で本を出版する場合は

4 民間企業が悪い。

と書くと

著者や出版社の世間体が悪くなって

本の売れ行きも悪くなるので

そういった本がないのだと思います。


だから

・政治家が日本をダメにした!

・官僚が日本をダメにした!

・日本銀行が日本をダメにした!

という題名および内容にしないといけなくて

・民間企業が日本をダメにした!

という本は見当たらないのだと思います。


しかし今回ご紹介した本は

もともとアメリカで出版された本ですので

4 民間企業が悪い。

という内容についても

遠慮なく書けたのだと思います。


その他もご紹介したい内容は山ほどあるのですが

この本は戦後の日本経済の復興と没落について

最もきちんと書かれた本であり

私の一番のお勧めになります。


日本人の書いた日本語で出版された本は

・政治家が日本をダメにした!

・官僚が日本をダメにした!

・日本銀行が日本をダメにした!

ばかりで

・民間企業が日本をダメにした!

については書かれていませんので

これでは本当の状況を知る事ができません。


これらの関係を含めて

戦後の日本経済を理解しようと思ったら

この本を読むのは必須だと思います。


今回は

ジョンズ・ホプキンズ大学政治学部教授の

リチャード・カッツ先生が書かれた

「腐りゆく日本というシステム」

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をご紹介させていただきました。


蛇足ながら、この本では

日本人の購買力が低いのは

利益を出した民間企業が

従業員の給料を低く抑えたためとしていますが

アメリカでは自宅を買っても減価償却できるのに

日本では自宅を買っても減価償却できないのが

日本とアメリカの購買力の差に

つながっていると思います。


あとこの本はアメリカで出版されたため

5 アメリカが悪い。

という内容には触れられていませんが

それについては他の本で補足していただき


1 政治家が悪い。

2 官僚が悪い。

3 日本銀行が悪い。

4 民間企業が悪い。

5 アメリカが悪い。


という項目について述べた上で

これらの相互関係について述べれば

より適切な描写になると思います。


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

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