「期間の利益」と「期限の利益」 | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

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住宅ローンで10連敗した我が家ですが、融資を受けて築古木造物件買い進めて、10年で富裕層と呼ばれるまでになりました。私の「今までの道のり」と「10周年記念出版」は以下です。(訪問者プレゼントもあります)http://bit.ly/yumetaka-history

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■「期間の利益」と「期限の利益」

☆2024年4月18日発行
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こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


私の不動産投資の実例に基づいて

自己資金に対する資産増加割合(ROE)を計算し

これを実現するための注意点をまとめました。


「不動産投資はどれくらい儲かるのか」

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■本文
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今回は

「期間の利益」と「期限の利益」

と題して

私の考えを書いてみたいと思います。


まず「期間の利益」という言葉は

私が今回、作成した用語ですので

説明をさせていただきます。


例えば

ある物件を買って、賃貸して、10年後に売って

「10年間の間にかかったお金」と

「10年後に手元に残ったお金」を比べて

プラスになっていれば

これが期間を10年間とした場合の

「期間の利益」です。

要するに10年間のトータルの利益です。


1000万円の物件を買う際に

諸費用1000万×10%=100万円

だけ自己資金を出して

物件価格の1000万円はフルローンで融資を受けて

返済が10年と短いので税引き後CF=0で

売却時に1000万円で売れて諸費用ゼロなら

1000万-100万=900万円が

「期間の利益」(10年間のトータルの利益)

という事になります。


次に「期限の利益」ですが

これは一般的に使われている用語で

「一定の期日が到来するまでの間

 債務を履行しなくてよい利益」

とされています。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/5t7141


たとえば1000万円の物件を買う際に

売主さんが

「1000万円を払うのは10年後でいいですよ。」

と言ってくれたら

買主は「期限の利益」を得た事になります。


1000万円を最初に払っても最後に払っても

10年間のトータルで支払う金額は同じなのですが

支払期限を延ばしてもらったら

それは「期限の利益」を得た事になるのです。


「期限の利益」を得た場合

1000万円を最初に払おうと思っていた買主は

物件の購入代金として1000万円を払う代わりに

ソフトバンクの株を1000万円買う事ができます。


ソフトバンクの株は配当利回り5%ですので

税金で20%持って行かれても配当利回り4%です。


だから「期限の利益」を得た買主は

ソフトバンクの株を1000万円買って

10年間、配当を受け取って

1000万(元本)+400万(配当)=1400万円

となった10年後に売主に1000万円を払えば

400万円の利益を得た事になります。


このように

支払期間を伸ばしてもらう「期限の利益」は

「金銭的な利益」に変える事ができるのです。


つまり

「期限の利益」は

「期間の利益」に変える事ができるので

お金を払うのは「後払い」が良いのです。


ここで火災保険と地震保険の前払いを考えてみます。


現在、火災保険と地震保険は5年前払いが最長で

火災保険場合は約14%の割引になり

https://scene-ex.jp/L2485/b0/6t7141

地震保険の場合は約7%の割引になります。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/7t7141


だから火災保険と地震保険を合わせて

5年で約10%の割引になると考えて良いでしょう。


では火災保険と地震保険は

5年分の前払いをするべきなのでしょうか?


この問題を考えるには

「期間の利益」と「期限の利益」の両方が必要です。


火災保険と地震保険が毎年払いで

1年で100万円の支払いならば

5年で500万円を支払う事になりますが

5年分の前払いにすれば

10%の割引になって450万円になりますので

「期間の利益」という観点からは

5年間の支払い総額が減りますので

5年分の前払いの方がお得になります。


しかし毎年払いにすれば

最初に450万円を払う所が

100万円だけで済みますので

350万円を手元に残せます。


この350万円は

「期限の利益」によって得たお金ですが

これをどのように活用するべきでしょうか。


ここで加藤ひろゆきさんの一文をご紹介します。


「250万円前後で購入できて、

 30万円以下のリフォームで、

 7万円/月で貸せるような物件は美しい。」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/8t7141


物件価格250万+リフォーム30万+諸費用20万

=300万円ですが

家賃7万円なら

7万×12か月=84万円であり

固定資産税が5%なら

1年間のCF=80万円になります。


だからこれを約20%スケールアップすれば

火災保険と地震保険を

毎年払いにする事によって得た

「期限の利益」の350万円を不動産に投資して

1年間でCF=100万円にする事ができます。


つまり

火災・地震保険を5年前払いではなく年払いにして

1年目に450万円ではなく100万円を払って

「期限の利益」の350万円を不動産に投資すれば

2年目以降の火災保険地震保険100万円は

CF=100万円から払えるという計算になるのです。


【今回の内容のまとめと補足】


・火災保険地震保険を

 毎年100万円×5年=500万円払うのではなく

 5年前払いで450万円払う事にすれば

「期間の利益」を50万円得た事になる。

・しかし毎年払いにすれば

 最初の1年目は450万-100万=350万円の

「期限の利益」を得る事ができる。

・この350万円で高利回り物件を買えば

 この物件の家賃で

 2年目以降の火災保険地震保険100万円を

 払う事ができる。

・また「期限の利益」で物件を買うことによって

□毎年払い→5年後に350万円で買った物件あり。

□5年先払い→5年後も物件なし。

という違いも出てくる。

・この物件を共同担保にして融資を受ければ

 資産増加はさらに加速する。

・「期限の利益」で得た350万円で物件を買わずに

 これで自己資金(見せ金)を多く見せて

 多くの融資を受けて物件を買ってもよい。


今回は

「期間の利益」と「期限の利益」

と題して

この2つの違いと

「期限の利益」の威力を説明させていただきました。


要するにお金は「後払い」が良いのですが

一般的には

「期限の利益を得る」という事は

「融資を受ける」という事ですので

以下も参考にしていただければと思います。


「お金はいつ払うのが良いのか?」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/9t7141


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/10t7142