――――――――――――――――――――――― ■大地震への対応方法 ☆2024年3月18日発行 ――――――――――――――――――――――― こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。 火災保険や地震保険についての知識を深めて 自宅や賃貸物件に役立てて下さい。 「火災保険料は5年で2倍?」 (保険料の一括払いの仕訳エクセルソフト付き) https://scene-ex.jp/L2485/b0/2t7041 ゆめたか大家のKindle作品一覧はこちらです。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/3t7041 ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/4t7041 ――――――――――――――――――――――― ■本文 ――――――――――――――――――――――― 今回は 「大地震への対応方法」 と題して あれこれ書いてみたいと思います。 大地震への対応方法としてよく言われているのは 以下だと思います。 ・旧耐震(1981年以前)の物件は買わない。 ・できれば2000年以降の物件にする。 ・新築で建物を頑丈にするのがベスト。 そしてさらに ・地震保険に入る。 といった事が言われています。 とはいえ地震保険で全損した場合の金額は 火災保険で全焼した場合の金額の半分ですので 一部の損保会社は地震保険に上乗せして 火災保険金額と同額の地震補償が受けられる特約を 提供しています。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/5t7041 これは大地震に対する まっとうな対応方法だと思います。 しかし以下の保険会社のQ&Aをご覧下さい。 【質問】 地震で水道管が破裂し 階下へ被害を与えてしまいました。 自分の地震保険か火災保険で 階下の損害を補償してもらえますか? 【回答】 いいえ 地震により他人に与えてしまった損害については ご自身の火災保険・地震保険いずれでも 補償されません。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/6t7041 つまり地震に対しては 保険では限界があるのです。 これは特に一棟RC物件の場合は かなりの痛手になると思います。 ところで このような状況を回避する方法はあるのでしょうか。 その答えの1つは 築古木造土地値物件の戸建てを買う事だと思います。 築古の戸建ては2階建てが多く また水回りが1階だけにある事が多いので 2階から1階へ漏水の被害を及ぼす事がありません。 だから 「地震で水道管が破裂して 階下へ被害を与えた。」 という事が起こりえないのです。 とはいえ大地震が起こった場合は 建物が全損する可能性がありますが その場合は建物の修繕や利用をあきらめて解体し 土地として売れば良いのが 「築古木造土地値物件」の良い所だと思います。 しかし地震で地割れが起こることがあり こうなると土地として買ってくれる人は いなくなると思います。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/7t7041 とはいえこの場合も 一棟マンションや一棟アパートに比べて 戸建てであれば大家の被害は小さいですので ある程度のリスク回避になっていると思うのでした。 今回は 「大地震への対応方法」 と題して あれこれ書かせていただきました。 私の考えでは ・新築で頑丈な物件を作って地震保険に入る。 という対応方法はまっとうで、一理あるのですが ・旧耐震の築古木造土地値物件の戸建を買う。 という真逆の対応方法も、一理あると思うのでした。 「陰極まって陽となり、陽極まって陰となる。」 と言われているように どちらの対応も大地震の備えになっているように思い 不思議な感じがしたのでした。 補足になりますが 古い物件は井戸水だったりプロパンガスの事があり この場合は賃貸物件としての人気が落ちます。 しかし以下の記事を見ると 井戸水もプロパンガスも 地震には強い事が書かれていて この辺りは本当に難しいと思うのでした。 【能登半島地震】水道管被害が国内地震で最大 国の調査で判明 東日本大震災の約7倍 https://scene-ex.jp/L2485/b0/8t7041 「地震発生10時間後に元気な産声… 『井戸水』で医療機能維持した七尾の病院 過去の大災害教訓に“水の備え”」 https://scene-ex.jp/L2485/b0/9t7041 「LPガス(プロパンガス)は 災害発生時にガスの供給が遮断された場合も 都市ガスに比べて早く復旧させる事ができます。」 https://scene-ex.jp/L2485/b0/10t7042 今回の内容が参考になりましたら 以下を応援いただければ幸いです。 https://scene-ex.jp/L2485/b0/11t7042