医者が末期がん患者になってわかったこと | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

住宅ローンで10連敗した我が家ですが、融資を受けて築古木造物件買い進めて、10年で富裕層と呼ばれるまでになりました。私の「今までの道のり」と「10周年記念出版」は以下です。(訪問者プレゼントもあります)http://bit.ly/yumetaka-history

―――――――――――――――――――――――
■医者が末期がん患者になってわかったこと

☆2023年5月15日発行
―――――――――――――――――――――――

こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


今回は

以下の2冊の本をご紹介させていただきます。


「医者が末期がん患者になってわかったこと

 ある脳外科医が脳腫瘍と闘った凄絶な日々」

(アマゾン)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/2t5701
(楽天)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/3t5701

「続・医者が末期がん患者になってわかったこと

 家族の闘いと看護の記録」

(アマゾン)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/4t5701
(楽天)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/5t5701


ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/6t5701

―――――――――――――――――――――――
■本文
―――――――――――――――――――――――

私には

「がんの闘病記」やその関連本を読み漁るという

人には言えない趣味があります。


このため今までも何回か

その事を書いた事がありました。


「追悼 近藤誠先生」

https://scene-ex.jp/L2485/b0/7t5701


「残り2年」の生き方、考え方

https://scene-ex.jp/L2485/b0/8t5701


そして私はこの度

以下の本を読んでしまったのでした。


「医者が末期がん患者になってわかったこと

 ある脳外科医が脳腫瘍と闘った凄絶な日々」

(アマゾン)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/9t5701
(楽天)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/10t5702


脳外科医である岩田隆信さんは

大学病院勤務の医師として

臨床、研究、教育に励み

教授まであと一歩でした。


ところが49歳で脳腫瘍になってしまったのです。


岩田さんは自分が脳腫瘍になっても

同僚や家族に伝えられず

仕事を続けようとしました。


「間違えであって欲しい」という気持ちが残っていて

 今まで築き上げてきた地位や立場を

 失いたくなかった。」

「運命の差に

 私は非情な不公平感を感じないでは

 いられませんでした。」

「誰の責任でもない事は頭ではわかっているのです。

 でも「なぜなんだ!」

 という気持ちになってしまいます。」

「もし、自分が脳腫瘍なんかにならなければ

 自分の夢を追い続けていたはずなのに。

 自分のこれまでの人生や苦労は

 いったいなんのためだったのか。」


しかし岩田さんは結局、手術を受けたのでした。


「検査結果で、最悪のグレード4。

 平均余命わずか1年の

 グリオブラストーマであることが判明しました。

 まだいくらか余裕がある

 ひょっとしたら治せるかもしれない

 という私のかすかな期待も

 この日、見事に打ち砕かれてしまったのです。」


ところで岩田さんには

小学1年生の娘さんがいました。


「この子のためにも生き延びたい。

 健康を取り戻して、一緒に遊んだり

 力いっぱい抱きしめてやりたい。

 今、それが私の一番の願いなのです。」


ところが・・・。


「怖れていたことが起きてしまいました。

 術後の経過観察のためのRIに

 何か怪しい影が出たというのです。

 再発であることは間違いありませんでした。」

「私の存在を神は必要としていないらしい。」

「そもそも最初に腫瘍の病理的診断がついた瞬間に

 脳外科医が見れば

 そういう結末は思い浮かぶものなのです。

 定番のコースがあって

 何か月か後に来るであろう最後の姿も

 見えていました。」

「それでも私は(2回目の)手術という道を選びました。

 それは、少しでも長く意識を保つためであり

 人間として生きるには必要なことだったからです。」


そして岩田さんは、2回目の手術を受けました。


ところが・・・。

2回目の再発が見つかり

3回目の手術を受ける事になったのです。


「なんという事だ。

 神は私を見捨てた。みなさんさようなら。

 規子(妻)よくやってくれた。

 綾乃(娘)いい子に育てよ!」

「その夜、私は、酒を勢いよくあおって

 女房に肩を撫でてもらいながら、寝たのです。

 半分、泣きじゃくっていました。

 ああ、これでもみんなとも最後だな。

 そう思って、たまらない思いに駆られていました。」


そして3回目の手術が行われ

「全部きれいに取りきれた。」

という所で、この本は終わるのです。


「続・医者が末期がん患者になってわかったこと

 家族の闘いと看護の記録」

(アマゾン)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/11t5702
(楽天)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/12t5702


3回目の手術の後

岩田さんは左半身麻痺になり

体の感覚がおかしくなり、時間の感覚もおかしくなり

とんちんかんな事を言うようになって

自らの病状を自分の手で書く事はできなくなりました。


その後は本人のテープレコーダーの声をもとに

妻が日記および本を書いています。


ところで先ほどの

3回目の手術を受けたわずか2か月後に

3回目の再発が判明しました。


娘さん

「パパ、死んじゃうの?」

「パパ、死んだら

 うち、ますます貧乏になっちゃうね。」


これに対して、妻である規子さんは

以下のように書いておられるのでした。


「私は

 主人にもしもの事があったときの経済的な問題は

 意外と早い時期から考えました。」

「今、住んでいる世田谷のマンションと

 宇都宮のマンション

 いずれも狭いマンションですが

 生命保険金で残ったローンを払い

 それを貸せば多少の家賃収入がある。」

「だから私と綾乃が安いアパートに引っ越して

 私が今も週1回やっている

 バレエ教室の先生を続ければ

 なんとか食べて行くくらいはできるだろうと。」


こんな時に

生命保険および不動産賃貸業の話が

出て来たのでした。


また妻である規子さんは

以下のようにも書いていました。


「大学の助教授のお給料は意外と少ないもので

 年収は税込みで680万円程度です。

 それを私が預かって

 家のローンを払い、生活費や綾乃の教育費など

 すべてをまかなっていたのです。」


3回目の再発の後

癌の進行は早かったようです。


「毎日、夫の様子を見ている私にとっては

 夫の意識がだんだん混乱していくのが

 手に取るようにわかってしまいます。

 夫の脳の中で

 がん細胞が不気味に増殖していくのが

 感じられるのです。」

娘さん

「おとうさんは

 すっかり赤ちゃんみたいになってしまいました。」


そして娘さんが

「おとうさん 大すき」

という手紙を書いた所で

この本は終わるのです。


今回は

「医者が末期がん患者になってわかったこと」

と題して

私の悪い趣味について書いてしまいました。


猛烈に仕事に取り組み

医学部の教授になる寸前で病に倒れた夫。


それを気遣い、心配しつつ

その後の生活や娘の事を考える妻。


無邪気ながら

大好きなお父さんの事を心配する娘さん。


あまりにも悲しく、壮絶な話に

私は呆然としまったのでした。


「医者が末期がん患者になってわかったこと

 ある脳外科医が脳腫瘍と闘った凄絶な日々」

(アマゾン)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/13t5702
(楽天)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/14t5702

「続・医者が末期がん患者になってわかったこと

 家族の闘いと看護の記録」

(アマゾン)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/15t5702
(楽天)
https://scene-ex.jp/L2485/b0/16t5702


この続きは情報紹介をご覧下さい。

果たして奇跡は起こるのでしょうか。


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/17t5702